【MN128mini-V ファームウェアバージョン変更項目】       1999.8.1 株式会社 エヌ・ティ・ティ エムイー ------------------------------------------------------------------------------- 本ファイルは、MN128mini-Vのファームウェアのバージョンアップに伴う、変更内容を 記載しています。内容は、以下の3章より構成されています。 1. ファームウェアバージョン1.10から1.11への変更内容 2. ファームウェアバージョン1.07から1.10への変更内容  3. ファームウェアバージョン1.04から1.07への変更内容  4. ファームウェアバージョン1.02から1.04への変更内容  5. ファームウェアバージョン1.01から1.02への変更内容 *******************************************************************************  1. ファームウェアバージョン1.10から1.11への変更内容 ******************************************************************************* ---------------------------- 1-1.不具合修正(1点) ---------------------------- 1-1-1.i・ナンバーとナンバーディスプレィの両方を契約している場合に、at#m0 または at#m1に設定しても鳴り分けができないという不具合を修正しました。 *******************************************************************************  2. ファームウェアバージョン1.07から1.10への変更内容 ******************************************************************************* ---------------------------- 2-1.不具合修正(2点) ---------------------------- 2-1-1.at@s0(内線発信しない)の設定で、「フック」+'0'で内線通話ができてしまう 不具合を修正しました。 2-1-2.NTTビジネスホンαのISDN内線パッケージに mini-Vを接続した場合、発着信が できないという不具合を修正しました。 2-1-3.RVS-COMを利用して、G4 FAXからの受信ができない事がある不具合を修正しました。 ------------------------------- 2-2.仕様追加/変更(3点) ------------------------------- 2-2-1.i・ナンバーに対応しました。 <機能説明> ・NTT東日本/西日本のi・ナンバーサービスに対応しました。ポート毎の鳴り分けが 可能です。 <使用方法> 「かんたん利用モード」と「カスタム利用モード」とがあります。何も設定を行わない 初期状態では「かんたん利用モード」となります。 「かんたん利用モード」では契約者回線番号の着信の場合はポート1が鳴り、追加番号の 着信の場合はポート2が鳴ります。 「カスタム利用モード」では契約者回線番号の着信の場合はダイヤルイン登録番号0 (契約者回線番号)の着信とみなし、追加番号の着信の場合はダイヤルイン登録番号1の 着信とみなします AT#Mn i・ナンバー利用設定 n=0 かんたん利用モード(初期値) n=1 カスタム利用モード(着信時にダイヤルインの設定を利用) n=2 i・ナンバーを利用しない 2-2-2.ファームウェアのバージョンを電話機から確認できるようになりました。 <機能説明> ・ファームバージョン 1.07まではファームウェアのバージョンを ati3コマンドでのみ 確認できましたが、電話機から音声でバージョンを確認することができます。 <操作方法> ・電話機からの確認 電話機を設定確認モード(フッキング+#2)にしてから#5を入力する。 バージョン 1.10の場合「いち」「いち」「ぜろ」と聞こえます。 2-2-3.リソースBODでアナログ通話終了後、MP128K通信に戻る回線接続のタイミングを 変更しました。 <機能説明> ・ファームバージョン 1.07まではリソースBODでアナログ通話終了後、直ちに回線を 接続し MP128Kの通信に戻りましたが、本ファームからはスループットBODによる回線 接続方法に変更しました。 回線再接続には下記の設定を使用します。   - AT!K : スループットBODによるデータ送信/受信時の Bチャネル追加の設定   - ATS179 : スループットBOD Bチャネル追加閾値   - ATS181 : スループットBOD Bチャネル追加評価時間 <使用上の注意> 本機能は AT!Jで「スループットBODによるBチャネルの追加を行わない」という設定でも 有効となります。 *******************************************************************************  3. ファームウェアバージョン1.04から1.07への変更内容 ******************************************************************************* ---------------------------- 3-1.不具合修正(4点) ---------------------------- 3-1-1.電話帳の登録(AT*S)で7件以上登録されていても,ボイス機能の設定内容表 示(AT*R)で最初の6件までしか表示されない問題を修正しました。    3-1-2.データ通信とアナログ電話同時切断時に ボイスMSGが出力されない問題を修       正しました。    3-1-3.MN128mini-Vの電源を入れてからISDN回線(U点ケーブル)を差し込んでも、B1B2 ランプの点滅が止まらない問題を修正しました。    3-1-4.RS232Cケーブル経由での64Kダイヤルアップ接続とアナログ電話同時発信時、       「RS232Cポート64Kで接続しました。」音声割れする問題を修正しました。 ------------------------------- 3-2.仕様追加/変更(2点) ------------------------------- 3-2-1.スピーカフォン機能を追加しました。 <機能説明> ・通話中にスピーカフォンをONにすることにより、受話音声(相手側音声)  がスピーカから聞こえるようになります。     <操作方法> ・通話中に「フッキング」、「###」(#ボタン3回押下)でスピーカフォン  (ON)となります。スピーカフォンをOFFにするには「フッキング+フッキング」 でOFFになります。 <使用上の注意> ・アナログポート1及び2で同時にスピーカフォンを使用することはできま  せん。   ・スピーカフォン実行中、アナログ着信等でボイスMSG が音声出力された時 点でスピーカフォン機能は停止します。   ・本機能は NTTの付加サービス及び擬似コールウェイティング許容時には実 行できません。   ・本機能を利用するにはアンプ内臓スピーカ(オプション)を接続する必要が あります。 3-2-2.着信時のボイスMSG出力回数指定機能を追加しました。 <機能説明> ・ファームバージョン 1.04までは着信時のボイスMSG出力回数が3回と決まっ  ていたのですが、本バージョンから出力回数の指定ができるようになりまし  た。出力回数は0〜255まで指定できます。出力回数を0に指定すると、  OFFと同じ意味になります。又デフォルトのMSG出力回数は3に設定されてい  ます。 <操作方法>   ・ATコマンドでの設定      ターミナルソフトからAt*P02=n(nに回数を指定します。)を入力する。   ・電話機からの設定     電話機を設定モード(フッキング+#1)にしてから77+02+n(nに回数     を指定します。)を入力する。 *******************************************************************************  4. ファームウェアバージョン1.02から1.04への変更内容 ******************************************************************************* ---------------------------- 4-1.不具合修正(1点) ---------------------------- 4-1-1.MacintoshのUSBポートに MN128mini-Vを接続時、PCが起動できなくなる問題 を修正しました。 *******************************************************************************  5. ファームウェアバージョン1.01から1.02への変更内容 ******************************************************************************* ---------------------------- 5-1.不具合修正(1点) ---------------------------- 5-1-1.オンフック状態で At#aコマンドで音量調節を行っても調節できない問題を修正 しました。