1999/07/24 Ver 1.02 『Power Movie PCI』をご使用になる皆様へ カノープス株式会社  この度は、カノープスのビデオボード『Power Movie PCI』をお買い上げいただき、ありがとうございました。 このREADME.TXTには、『Power Movie PCI』に関してマニュアルに記載されていない事項について述べられています。今後『Power Movie PCI』が改訂された場合には、是非このREADME.TXTをご覧ください。 Windowsに付属の メモ帳 でこのドキュメントをご覧になっている方は、 「編集(E)」メニューの「右端で折り返す(W)」オプションをONにすると 読みやすくなります。 このドキュメントの内容 (1) 制限事項 (2) Windows NTについて (3) 登録商標および商標 (4) 変更履歴 (1)制限事項 ●弊社製アクセラレータボードに付属しているScreen ControlまたはPower Steering 95などの直接Windowsの画面モードを変更するユーティリティソフトは、Power Movie PCI によるオーバーレイ表示中には使用しないでください。 ●Video Magicの制限事項 - 静止画像保存について + 表示されている映像のサイズと保存される画像サイズとは同じではありません。 + ズーム表示中に静止画像保存を行った場合、ビデオ入力した映像全体について保存します。 + ストロボ表示中に静止画像保存を行う場合、一時的にストロボが解除されますので、その状態で取り込んだ画像が保存されます。 - 縮小表示中のウィンドウの背景に使用する静止画像のサイズが横640ドットまたは縦480ドットを越えるサイズの場合は、640×480に削られた状態で表示されます。 - ストロボ表示、マルチ表示、複数チャネル表示のインターバル時間を短くすると、ツールヒントが出なくなる場合があります。 - 複数のエフェクトを複合させて表示した状態でインターバル時間を短くすると、エフェクトが正しく行われない場合があります。 ●Slide Theaterの制限事項 - サムネイルの数はWindowsの画面の色数で制限されます。 HighColor - 約 500, TrueColor - 約 250 - ビデオアウトの画質(色数)はWindowsの画面の色数で制限されます。 (2)Windows NTについて Power Movie PCI Development Kit(以下、SDKと略します。) Version 1.02からWindows NT対応ドライバが添付されています。本製品付属のVideo Magicおよび、Slide Theaterは、前記対応ドライバと併用することでWindows NT環境でもお使いいただけます。 Power Movie PCI Development Kitは別途お求めください。 (3)登録商標および商標 ●カノープス、Canopusはカノープス株式会社の登録商標です。 ●WindowsおよびMicrosoftは米国Microsoft Corporationの登録商標です。 ●その他の商品名は各社の商標または登録商標です。 (4)変更履歴 この履歴中に記されているバージョン番号は、製品全体としてのバージョン番号です。各アプリケーション、ドライバのファイル単体としてのバージョン番号は、製品のバージョン番号とは異なる場合があります。 ------------------------------- ● 1.00 Release: 1997/10/28 ------------------------------- 最初のリリース。 ------------------------------- ● 1.01 Release: 1999/01/14 ------------------------------- [ドライバ] ●割り込みを共有すると正しく動作しない場合がある問題を解決しました。 ●DOS互換BOXがあると正しく動作しない問題を解決しました。 ●OSR2.1以降で正しくメッセージが出ない問題を解決しました。 ●一部の環境でオーバーレイが正しく表示されない問題を解決しました。 ●キャプチャ中にまれにハングアップする問題を解決しました。 ●ある環境でPower Movie PCIを正しく認識しない問題を解決しました。 ●オーバーレイの縦の位置が正しくない場合がある問題を解決しました。 ●16BitのDIBをLoad/Saveできない問題を解決しました。 ●LoadDIBで誤った矩形を渡すと一般保護違反になる問題を解決しました。 [Power Cinema EX] ●ファイルモードでフルスクリーンでプログラム再生した時、次のファイルに変わる時にエラーが発生する問題を解決しました。 ●Live Videoでのフレームレートの最小値を0.001に変更しました。 ●ボタンの反応をよくしました。 ●スライダーのデザインを変更しました。 ●[Rew]ボタンと[FF]ボタンでの移動単位を固定値からフレームレートとの計算により決める方法に変更しました。 ●ファイルモードで再生を行なった後、Live Videoモードに切り換えると左上に動画ウィンドウの[PLAY]ボタンが描画される問題を解決しました。 ●1FPS以下のファイルを再生すると時間が進まない問題を解決しました。 ●Live Videoで動画ウィンドウをアイコン化するとタイトルバーのサイズ表示が(0 x 0)になる問題を解決しました。 ●AVIファイルを再生させてからポーズし、[FF]ボタンで数秒進めてから[Play]ボタンを押しても再生されず、もう1度押さないと再生されない問題を解決しました。 ●Officeバー等を使うとタイトルダイアログの縦サイズがかける問題を解決しました。 ●キャプチャパラメータ設定ダイアログボックスからビデオ形式ダイアログダイアログボックスを開いてOKを押した後、Live Video画面がキャプチャパラメータ設定ダイアログボックスの後ろになってしまう問題を解決しました。 ●Live Videoからの再生時に[REC]ボタンを押したとき、Live Videoに戻ってからキャプチャを開始するように変更しました。 ●メインボリュームの調整方法を変更。サウンドボードに依存しないようにしました。 ●Live Video以外のときはライン入力をミュートにする項目をオプション設定ダイアログボックスに追加しました。 ●キャプチャ中にボリューム表示が出てしまう問題を解決しました。 ●Video CD再生(停止)中に[Eject]ボタンを押すとエラーが発生する問題を解決しました。 ●キャプチャ中にエラーが発生すると次からキャプチャできなくなる問題を解決しました。 [Video Magic] ●複数チャンネル表示で、2つの入力のみ選択した状態で終了してから再起動すると、片方の入力のインターバル時間が長くなる問題を解決しました。 ●ピクチャインピクチャ表示でもDirect Draw Overlayで縮小表示・マルチ表示ができるように変更しました。 ●Officeバー等を使うとタイトルダイアログの縦サイズがかける問題を解決しました。 ------------------------------- ● 1.02 Release: 1999/07/24 ------------------------------- [ドライバ] ●Direct Overlay Surfaceからの転送を高速化しました。 ●Windows NT対応SDKに対応しました。 [Power Cinema EX] ●プログラム再生ダイアログをファイル再生用とVideoCD/AudioCD用の2つに分割しました。この変更により、今まで読み込んだファイルのあるフォルダ内のファイルしかプログラム再生できませんでしたが、別フォルダのファイルもプログラム再生できるようになりました。 ●Windowsの画面の色数が256色の時、256色で描画するように変更しました。 [Video Magic] ●メニュー等の半角カナ文字を全角に変更しました。 ●ボタンなどの描画をすべて256色ビットマップを使用するように変更しました。 ●Windows NTに対応しました。 [Slide Theater] ●メニュー等の半角カナ文字を全角に変更しました。 ●画像の拡大縮小処理を高速化しました。 ●Windows NTに対応しました。 以上