★ 用意する物
Libretto30以外に、ケーブル接続(もしくは、LAN接続)した母艦(PC)が必要です。母艦のWindows95のバージョンは4.00.950もしくは4.00.950aでなくてはいけません。Windows95プレインストールマシンの場合、4.00.950 B(いわゆるOSR2)の事が多いのですが、これでは正常なバックアップは作成できませんのでご注意下さい。(バックアップは一見それで作ることができますが、そのバックアップではリカバリできません)
Windows95のバージョンは、[コントロールパネル]→[システム]で知ることが出来ます。手持ちの母艦(PC)が4.00.950 Bの場合、その母艦でLibretto30のバックアップFDを作成するのはあきらめて下さい。
★バックアップ
レジストリーエディターを使いますので、万が一に備え、母艦のWindowsディレクトリーの「user.dat」「system.dat」を別名でコピーしておきましょう。レジストリーエディターの使い方は、各自学んでください。(判らない人は、あきらめましょう。かなり危険を伴う作業ですので)
★Libretto30から母艦へ、必要なディレクトリーの転送
ケーブル接続もしくはLANカードによるLAN接続等を用いて、「C:\_backup」「C:\windows\options」、「C:\tosutil」のディレクトリー以下すべてを母艦にコピーします。
母艦が東芝のノートパソコンの場合は、「C:\tosutil」 が重複して書き換えてしまう可能性がありますので、あらかじめ母艦の「C:\」を調べて、「C:\tosutil」があれば、「C:\tosutil.org」という具合に母艦側のディレクトリの名前を変更しておき、間違って上書きしないようにします
なるべく母艦にも同じ名前でコピーした方が作業が楽です。また、既に母艦のHDDにバックアップを取っている場合、上のディレクトリーを別名でコピーしておいてください。FDへのバックアップは、*.cabファイル以外、バックアップ後「消去」されてしまうからです。
★母艦のレジストリーの書き換え
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\SETUP]に変更と、追加を加えます。
- 「変更」
- SourcePath=c:\windows\OPTIONS\CABS
- 上記ディレクトリ名をバックアップファイルの存在するディレクトリに変更する。(例:c:\windows\OPTIONS\CABS、つまり母艦のWindowsディレクトリー以下にコピーした場合)
- 「追加」
- Manufacturer=
- PC_MFR_ID=
- 上の二つの値にセットする文字列の内容は、自分のLibretto30で確認し、同じ値をセットします。なお、変更を元に戻す必要がある場合は、各自でメモして置いてください。
★mscsd.exe、*.iniファイルのコピー
母艦 c:\windows\OPTIONS に、Libretto30の c:\windows\OPTIONS のファイルだけをコピーする。C:\windows\OPTIONS以下をそのままコピーした場合は問題なし。
★*.iniファイルの書き換え
「東芝ユーティリティディスク」、「拡張ドライバディスク」、「インターネットブラウザ ディスク」のバックアップを取るには、「Mscsd20.ini」、「Mscsd21.ini」、「Mscsd29.ini」のディレクトリ表記を適宜変更してください。
★バックアップ開始
Mscsd.exeを実行する。