補足説明: ============================================================================ (C) Copyright IBM Corp. 1997 ============================================================================ 【ソフト名】 ThinkPad 760ED/EL システムROM アップデート・ユーティリティー V1.07 【登 録 名】 HZJT08N.LZH 【著作権者】 日本アイ・ビー・エム株式会社 【対応機種】 ThinkPad 760ED/760EL 【作成方法】 1) LHA にて解凍を行う。 >LHA E HZJT08N (Enter) 2) 修正ファイル用ディスケットを作成。 −フォーマット済みの1.44MBディスケット1枚を用意。 >HZJT08N A: (Enter) 【配布条件】 1)ダウンロードしたファイルの再配布は、対象製品を持っている人に は営利を伴わない形態であれば自由です。 2)以下の禁止事項は守って下さい。 − 他のネットワークへの転載。 − ダウンロードしたファイルおよび作成したファイルの改変。          − 雑誌・市販製品へ許可なく添付する事。 ============================================================================ 【ファイル紹介】 このディスケットについて  このシステム・プログラム・サービス・ディスケットを使用し、ThinkPad 本体内に収められたシステム・プログラムを更新することにより、問題の解決や 機能の追加、拡張ができます。次のモデルが対象となります。   ThinkPad 760ED/760EL 注意:XGA (1024x768)ディスプレイを搭載したモデルは、この ディスケットではサポートしていません。 別パッケージの、IBM ThinkPad 760E XGA システム・プログラム・サービス・ディスケットを使用してください。  システム・プログラムを更新する必要があるかどうかの判断は、  「問題修正/更新の概要」の章を参照してください。 ThinkPad 760EDでMPEGを使用する場合、システム・プログラム の更新後、ビデオ・ドライバー、MPEG/ビデオ・キャプチャー・ドライバー、 MPEGデバイス・ドライバーを表(1.1)の バージョン、またはそれ以降の ものに更新して下さい。 このシステム・プログラム と 表(1.1)以前のバージョンとの組み合わせでは MPEGの再生に支障をきたすことがあります。 表(1.1) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− OS  |Video |MPEG |Capture |Driver |Driver |Driver −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Windows3.1|Ver1.10|Ver1.10|Ver1.10 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Windows95 |Ver1.10|Ver1.10|Ver1.10 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− OS/2      |Ver1.10|Ver1.20|Ver1.10 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ディスケット・リリース情報 (日本で未リリース分も含みます)  ディスケット  バージョン  %燉e    1.01    問題修正サービス  1.02    問題修正サービス  1.03    問題修正サービス  1.04    問題修正サービス  1.05    問題修正サービス  1.06    問題修正サービス  1.07    問題修正サービス −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 問題修正/更新の概要   (参考)    [n.nn]の数字は、ディスケットのバージョンを示します。    [新]は新機能または機能の拡張を示します。  以下の問題が、システム・プログラム・サービス・ディスケットの各々の  バージョンで修正されました。 [1.01] −システム・メモリーが8MB以上のシステムにOS/2 Warpを導入し、 ハイバ−ネ−ション・ファイルをHPFSでフォ−マットされている  パ−ティションに作成した場合、ハイバ−ネ−ションができず、かつシステムが ハングすることがある。  −リング・インディケ−タ−(着信呼び出し)によるレジュ−ム機能を設定した 場合、システムがサスペンド状態に入らないことがある。 −Easy−Setupの診断機能より、ディスプレイのテストを実行した場合、 53−02のエラ−・コ−ドを表示することがある。 [1.02] −システム・メモリーが64MB以上の場合、セレクタドック・システム内の PCI SCSIコントローラーやPCIイ−サネット・アダプターが正しく 構成されない。 −システム本体の熱の問題(ストップ・クロックの調整による、消費電力の低減) −複数のディスプレイ装置を接続した場合、Easy−Setupが 「Disabled Devices」のメッセージを表示する。 このメッセージは、複数の共存できないディスプレイ装置が接続された場合、 そのひとつを「Disable」(使用不可)とすることを意味するものだが、 エラー・メッセージと誤解されることがあるため、表示を取り止めた。 [1.03] −次の条件が満たされると、データの一部(8KB)が上書きされ、失われます。   −ハイバーネーションが使用されている。   −ハードディスク・ドライブの最終シリンダにデータがある。   −Fn−F12キー、あるいはカスタマイズされたパワー・マネージメント・ オプションによって、ThinkPadが実際にハイバーネーション・モード に入る。 注意:この障害は、ハイバーネーション・ファイルを作成しただけでは発生しませ ん。実際にThinkPadがハイバーネーション・モードに入った場合に のみ発生します。    2.1GBのハードディスク・ャ宴Cブのみでこの障害が起こります。    現在IBMから出荷されているほかのハードディスクでは発生しません。 [1.04] −IDEハードディスクやCD−ROMドライブを接続していない   Selecta-Dock II にドックすると、システム起動に時間がかかる。 [1.05] −ネットワーク環境で使用している場合に特に、システムがハングすることがある。 −Typematic Rate(キーボードのリピート速度)値が  ハイバーネーション・モードから復帰したときにリセットされる。  −システムがサスペンドに入っても、外部モニターがオフにならないことがある。 [1.06]  −ハイバーネーション・モードから通常モードに戻った後、画面が壊れる。 [1.07] −(Windows 95のみ)シリアル・ポートの設定をWindows95  のデバイス・マネ−ジャで変更し、システムをドックした状態で電源をオンに すると、ハードウェアに問題がない場合でも、「1101」のエラーメッセー ジが表示されてしまう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− システム・プログラムの更新のしかた  (注意)   −システム・プログラムを更新するには、ACアダプター、及び充電済み    のバッテリー・パックが必要です。   −セレクタドック・システム、ポータブル拡張ユニット、デスクトップ拡    張ユニット、又はポート・リプリケーターがThinkPadに接続さ    れている場合は、取り外します。   −ここで提供されるシステム・プログラム・サービス・ディスケットと同    じ、又はそれ以降のバージョンのものを既にお持ちの場合は、このディ    スケットからシステム・プログラムを更新する必要はありません。    導入プログラムは、現在システムに組み込まれているシステム・プログ    ラムのレベルを自動的に調べて、表示します。  1.この説明書を印刷するか、他のコンピューターに表示します。  2.コンピューターにACアダプターをしっかりと取り付けます。  3.ディスケット・ドライブにシステム・プログラム・サービス・ディスケ    ット入れて、電源を入れます。  4.メニューから「操作上の注意」を選び、内容をよく読んでください。  5.読み終えたら Esc キーを押し、メニューに戻ります。  6.「システム・プログラムの更新」を選び、画面の指示に従ってシステム    プログラムの更新を行います。  警告−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  画面の指示がない限り、システム・プログラムの更新中に  、、、、、、、、、、、、、、、、、、=A、、、、、、、、、、、、、  絶対に電源を切ったり、サスペンドしたり、読み取り中のディスケットを  、、、、、、、、、、、、   抜いたりしないでください。 システム・プログラムの更新中に誤ってこれらを行うと、システム・ボード の交換が必要となる場合があります。この場合、IBMまたはIBM特約店 にThinkPadをお持ちいただくことになります。このサービスは有償 の場合もあります。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  更新の作業が完了したら、次のことを行ってください。  7.ディスケット・ドライブからシステム・プログラム・サービス・ディス    ケットが取り出されていることを確認し、電源を切ります。  8.F1キーを押しながら電源を入れ、そのまま Easy−Setup    の画面が表示されるまでF1キーを押し続けます。  9.始動パスワードの入力を要求された場合、正しいパスワードを入力しま    す。  10.「Config」、次に「Initialize」アイコンを選びま     す。  11.「OK」を選びます。  最後に診断プログラムを実行して、ThinkPadに問題がないことを確  認します。  12.電源を切って,F1キーを押しながら電源を入れ、そのまま      Easy−Setup の画面が表示されるまでF1キーを押し続け     ます。  13.「Test」を選び、次に「Start」を選んでテストを開始しま     す。テスト画面が表示されます。     テストをパスした各項目には OK が表示されます。  14.全ての項目に OK が表示されたことを確認します。  15.Escキーを押してテストを終了し、電源を切ります。  これで全ての作業は完了です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− システム・プログラムの情報  各々のシステム・プログラム・サービス・ディスケットには、次のような  システム・プログラムが入っています。      BIOS P/N (part number:パーツ・ナンバー)とその Date(日付)は、次の方法で確認できます。  1.ThinkPadの電源をオフにします。 2.F1キーを押しながらThinkPadの電源をオンにし、 Easy−Setupメニューが表示されるまでF1キーを押し続けます。 3.Easy−Setupのメニューに、BIOS P/NとDateの 表示があります。     ディスケット  BIOS     BIOS     バージョン   P/N      日付     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     1.01    91G1788  05−15−96 (モデル760EL *1) 91G1786 05−15−96 (モデル760ED/EL *2)     1.02    91G1995  09−20−96 (モデル760EL *1) 91G1996  09−20−96 (モデル760ED/EL *2)     1.03    91G2002  11−01−96 (モデル760EL *1) 91G2003  11−01−96 (モデル760ED/EL *2)     1.04    11J9023  11−19−96 (モデル760EL *1) 11J9024  11−19−96 (モデル760ED/EL *2)     1.05    11J9029  12−11−96 (モデル760EL *1) 11J9030  12−11−96 (モデル760ED/EL *2)     1.06    11J9029  12−11−96 (モデル760EL *1) 11J9040  01−20−97 (モデル760ED/EL *2)     1.07    11J9103  02−18−97 (モデル760EL *1) 11J9102  02−18−97 (モデル760ED/EL *2)  (注意) *1 モデル760ELのうち、9547−x4G、     9547−x4T以外のもの。 *2 モデル760ELのうち、9547−x4G、     9547−x4Tのみ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− サービス情報  今回提供されるシステム・プログラム・サービス・ディスケットによるシステム・ プログラムの更新では、次のような「使用されないBIOS領域」が生まれます。  この領域は実際にはBIOSによって使用されないのでEMM386.EXEの ようなメモリー・マネジャーを使用することで UMB(アッパー・メモリー・ブロック)として使用することができます。 ThinkPad  BIOS P/N  使用されないBIOS領域 モデル       BIOS Date          =@     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 760EL *1  11J9103 E000−EFFF(64KB) 02/18/97  760ED/EL  11J9102 E000−EFFF(64KB)     *2  02/18/97  (注意) *1 モデル760ELのうち、9547−x4G、    9547−x4T以外のもの。 *2 モデル760ELのうち、9547−x4G、    9547−x4Tのみ。  −メモリー領域 C000−C7FF は、ビデオBIOS用にあらかじめ   予約されています。   上記で示された「使用されないBIOS領域」は、それに対応した   BIOS P/N のみ有効です。また将来のシステム・プログラム   の更新によって変わる可能性があり、保証するものではありません。  BIOS P/N (part number: パーツ・ナンバー)と  そのDate(日付)の確認は、「システム・プログラムの情報」の章を  参照してください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 商標 * IBM、ThinkPad、OS/2 は IBM Corp.    (米国)の商標です。 * Windows は Microsoft Corp.(米国)の商標です。 ============================================================================  ダウンロードファイル名を『HZJT08N.LZH』として下さい。