1大手証券会社の週間市況見通し 大和証券 日 付:6月28日 市場見通しと参考銘柄 【市場見通し】 先週の日経平均は内外環境の落ち着きを受けしっかりとした展開となった。先 駆した国際優良株には過熱感が台頭してきているものの、値崩れを起こしてい た仕手系材料株が反発に転じ、また週後半にかけては造船等の低位大型株、不 動産等の内需株に買いが入るなど、物色の幅も広がりを見せている。 今週も内外金利を中心にした外部環境の動向がポイントとなろうが、日米共に 金融政策変更に対する懸念は遠のいており、株式市場にとっての好環境は継続 されるものと考えられる。6月3週の国内金融機関の株式買い越し額が127 6億円の高水準に達したことに見られる様に、年金・公的資金からの資金流入 が続いており、この良好な需給関係・外部環境の下、引き続きジリ高推移の相 場が想定されよう。 ただ物色面では、従来の円安の進展をベースにした国際優良株指導から多少幅 を広げる必要があろう。ソニー、松下、三菱重等の連結好業績企業に加え、設 備投資と共に今後の国内景気の牽引役として期待される消費関連からは丸井、 ナムコ等、今後の国内政策への期待という面では、コムシス、京成、東急不等 の内需関連にも注目している。 【参考銘柄】 連結好業績 ソニー、松下、キャノン 設備投資 三菱重、キーエンス、コムシス、昭電線 消費関連 丸井、ナムコ、ミノルタ 情報通信 DDI、太陽誘電、KOA 個 別 京成、東急不、サンデン 店 頭 ラオックス、テスコン、伯東、ココス