新進党の小沢党首は二十五日午前、都内のホテルで、公明の藤井富雄代表と約一時間会談した。この中で小沢氏は、公明が新進党への合流方針を変更、来年夏の参院比例選に限り公明独自で戦う方針を決めたことに関連して、参院新進党の旧公明党系議員全員(十九人)を公明に合流させる形で「分党」するよう提案、公明が参院選挙区選も含めて独自で戦うよう求めた。藤井氏は即答せず、二十六日の公明常任幹事会で検討する考えを示した。
会談で小沢氏は「比例と選挙区が別では、ねじれ現象でやりにくい。『参院は公明で』という形で新進党が分党し、公明に合流する方がすっきりする」と述べた。
会談には、途中から新進党の西岡幹事長と神崎総務会長が同席した。
会談後、小沢氏は記者団に「参院を二つに分けるのは国民にわかりにくいし、混乱する。比例だけではなく、参院は公明でやった方が選挙運動もやりやすい」と語った。また、新進党の分党となることについては「それは手続き上の問題だ」と述べた。
(12月25日13:58)
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