Animation GIF Maker Page.7
FAQ
よくある質問をまとめました。一読しておくと作成時に役立つ情報です。
(1)
Netscape Navigatorで表示したときエラーが発生
(2)
Netscape Navigatorで表示がおかしい(画像が消えないで残っている)
(3)
特定の画像が表示されない(とばされる)
(4)
作業用フォルダ(AnimTmp)が予期せぬところに出来てしまう
(5)
AnimTmpフォルダがデスクトップに現れる
(6)
Animation GIF Makerを完全に削除するには
(7)
アニメーションGIFのファイルサイズを小さくするには
(8)
透過がうまくできない
(9)
カラーテーブルアニメの作り方が良く分からない
(10)
元になるGIFファイルの作り方が分からない
(11)
WindowsのペイントではGIFファイルが作れないの
(12)
ブラウザで画像を表示しない(画像を見つけられない)
(13)
上手に絵が描けるソフトやお薦めのペイントソフトを教えて
(14)
この説明書で使っている画像をホームページで使いたいのですが構いませんか
(15)
2000年問題に対応していますか
(16)
Netscape Navigatorで画像確認時の表示画像が更新されていない
(1) Netscape Navigatorで表示したときエラーが発生
ロジカルスクリーンサイズより大きい画像が含まれていたり、ロジカルスクリーンをはみだすような位置指定を行った場合、Netscape Navigatorで表示した際に、アニメーションされなかったり、場合によっては、Netscape Navigatorで致命的なエラーが発生したりします。
Animation GIF Maker 0.64 以降では、作成時に警告メッセージが表示されるようにしました。
(2) Netscape Navigatorで表示がおかしい(画像が消えないで残っている)
Netscape Navigatorでは、消去法の「描画前イメージに戻す」という指定がサポートされていず、表示したときには消去されず残ってしまいます。
従って、消去法に「描画前」を指定した場合、インターネット・エクスプローラと動きが異なってしまう事があります。
Animation GIF Maker 0.66 以降では、作成時に警告メッセージが表示されるようにしました。
(3) 特定の画像が表示されない(とばされる)
Animation GIF Makerでは、各画像の画像データは元画像のものをそのまま使用します。この画像のフォーマットが悪いと、表示されない場合があります。
一部のペイントソフトでは、画像のフォーマットの末尾の部分のデータが特定の画像パターンの時のみ、おかしくなっている場合があります。このときはペイントソフト等で見てもおかしいところがみつからないのに、アニメーションGIFにしたときに表示がされないという現象が発生します。この時は、他の正しいフォーマットでGIFファイルを書き出せるソフトで画像を作成し直すとうまくいきます。
(4) 作業用フォルダ(AnimTmp)が予期せぬところに出来てしまう
Animation GIF Makerでは、全画像確認のとき、作業用ファイルをAnimTmpフォルダに作成して、これをブラウザで表示しています。
AnimTmpフォルダは通常、Animation GIF Makerがあるフォルダ上に自動的に作成し、Windowsのレジストリに記録されます。
Animation GIF Makerを一度起動した後、場所を移動しても、このAnimTmpフォルダは変更されません。
これを移動後のフォルダに作り直すには、右ボタンを押してポップアップメニューを出し、「登録情報操作」-「登録情報削除」(Ver.0.66以降で可)を行って、Animation GIF Makerを終了した後、再度、起動します。
特定の位置を指定したい場合、右ボタンのポップアップメニューで「登録情報操作」-「作業用フォルダ変更」で行うことができます。
(5) AnimTmpフォルダがデスクトップに現れる
Animation GIF Makerでは、全画像確認のとき、作業用ファイルをAnimTmpフォルダに作成して、これをブラウザで表示しています。
Animation GIF Makerデスクトップに登録する際にショートカットを登録せずに、誤ってAnimation GIF Makerのプログラムそのものをコピーしてしまうと、デスクトップにAnimTmpフォルダが作成されてしまいます。
起動時に自動作成されるので、消しても消しても現れてしまいます。
AnimTmpフォルダの位置が登録されてしまっていますので、後からショートカットに直しても同様になります。
変更するには、(4)で説明している操作を行ってください。
(6) Animation GIF Makerを完全に削除するには
右ボタンのポップアップメニューで「登録情報操作」-「登録情報削除」(Ver.0.66以降で可)を行って、Animation GIF Makerを終了すると、Animation GIF Makerで使用している登録情報が削除されます。この後、Animation GIF Maker関連のファイルおよびAnimTmpフォルダを削除します。
(7) アニメーションGIFのファイルサイズを小さくするには
アニメーションGIFをホームページに置いた場合、ファイルサイズが大きいとダウンロードに時間がかかりますので、なるべく小さくしたいものです。
Animation GIF Makerの右下にファイルサイズが表示されていますので、作成の際に参考としてください。
ファイルサイズを小さくするには、基本的には個々のGIF画像を作る際にいろいろと工夫する必要がありますが、色数の多い画像に関しては有効な方法はあまりありません。
(a) カラーテーブル(パレット)をなるべく共通にする
アニメーションGIFには、画像共通に使用するグローバルカラーテーブルと個々の画像毎に持つローカルカラーテーブルという2種類のカラーテーブルがあります。
すべての画像のカラーテーブルが同じであれば、グローバルカラーテーブル1つで済むので、全部別々の物にした場合より、相当サイズが小さくなります。
また、1つめの画像のカラーテーブルだけ異なる場合は、2つめの画像以降のカラーテーブルをグローバルカラーテーブルにすることで、サイズが節約されます。
カラーテーブルのサイズは、色数により異なります(色数x3バイト)。複数の色数の画像が混在する場合は色数の多い画像をグローバルカラーテーブルに指定する方が有効です。
(b) 色数を減らす
色数を減らすとサイズも小さくなります。但し、色数を半分に減らしてもサイズは半分にはなりません。GIFで扱える色数は、2、4、8、16、32、64、128、256色ですが、それぞれのビット数は、1、2、3、4、5、6、7、8ビットとなります。
従って、単純計算では256色から128色にするとサイズは7/8になります。
但し、データ圧縮されるため、必ずしもこの計算通りとはなりません。
なお、一般的なペイントソフトでは、2色、16色、256色しか作れない場合がほとんどです。
(c) 書き換わる部分だけの画像を使う
画像全体を書き換えるのではなく、書き換わる部分だけの画像を用意して位置指定する方法です。
ちょっと、作成が面倒ですが、場合によっては、サイズが大幅に小さくなります。
(d) 画像をなるべくシンプルにする
GIFは画像データが圧縮されるため、ディザ等を使用している絵より単色の物の方が小さくなります。但し、効果の方はわかりにくいため、あまり気にしない方が良いかもしれません。
(e) 書き換わらない部分を透過色にする
消去法で未消去を指定している場合で、書き換わる部分が多くない場合、書き換わらない部分を透過色にすると、圧縮のロジック上、サイズが多少小さくなりますし、場合によっては、色数も少なくすることができます。しかし、手作業で細かく指定するのは難しいです。
(8) 透過がうまくできない
透過色を指定しているのに、うまく透過しないと言う場合、指定しているカラーインデックスが誤っているか、画像の作り方がまずいかのどちらかです。
通常のペイントソフトでは、背景色に白や黒が使われていますが、使われていないカラーインデックス(パレット)にも、白や黒が埋められていることが良くあります。透過色の指定の際に同じ色なのに異なるカラーインデックスを指定してしまうと、一見、同じ色を指定しているつもりなのに透過しないという現象が発生します。
また、画像の作成時に、同じ色の異なるカラーインデックス(パレット)を使って、画像を作成してしまっている様な場合は、上記のように全然、透過しないのではなく、一見同じ色なのに透過する部分と透過しない部分が出来てしまいます。
元画像がフルカラー画像などで、原色した場合には、透過色に指定した背景が半透明の様になる場合があります。これは、原色の際に透過したい色がディザの処理により、複数色のドットパターンになってしまった場合に発生します。
この様な現象をなるべく回避するためには、白や黒といった色を透過する部分に使用するのを避けて、青や赤など原色に近い色で使用していない色を指定するのが良いと思います。
(9) カラーテーブルアニメの作り方が良く分からない
カラーテーブルアニメの本文の説明だと良く分からない、同じ様にならないという質問が多いので、すこし、詳しく説明します。
まず、カラーテーブル(Windowsではパレットとか言っていますが)は、画像で使っている色を収めているテーブルでGIFという画像ファイルの場合、2色、4色、8色、16色、32色、64色、128色、256色の8種類の色数があり、何色のカラーテーブルを使っているかにより、2色のGIF画像とか256色のGIF画像とか言っています(絵が2色しか使っていなくても、カラーテーブルが256色だと、256色のGIF画像 ということになります)。
ちなみに、Windowsの標準のビットマップファイル(.BMPファイル)は)2色、16色、256色の3種類です(但し、2色の場合は、白黒だけです)。
元にする画像を選択して「カラーテーブルアニメ」ボタンをクリックすると、真ん中の欄にこのカラーテーブルが表示されます。
表示されているカラーテーブルは2種類で、上の段(最初)と下の段(最後)の2種類です。上の段は、変化する最初の画像のカラーテーブルで下の段は最後の画像のカラーテーブルとなります。
たとえば、「営業中」のサンプルでは上の段の白と青が最初の画像のカラーテーブルで、下の段の黒と黄色が最後の画像のカラーテーブルです。
この例ですと、カラーインデックスの0番が背景で、1番が文字の色のため、背景は最初、白で徐々に変化して最後は黒になり、文字は青から黄色に徐々に変化します。
「カラーテーブルアニメ」ボタンをクリックした直後は、最初も最後も元にする画像のカラーテーブルが使われるため、同じ色がセットされています。
例えば、「営業中」のサンプルでは、開始時は、最初のカラーテーブルも、最後のカラーテーブルも0番は白、1番は黒がセットされていました。ここで、最後の0番を白だったのを黒にして、最初の1番の黒を青に、最後の1番の黒を黄色にしました。
0
1
最初
白
黒
最後
白
黒
|
|
V
最初
白
青
最後
黒
黄
「営業中」のサンプルの場合は、元画像が2色のGIFファイルだったため、カラーインデックス0と1の分しか表示されていませんが、元画像の色数により、ここに表示される色数は増えていきます。16色を超えると一列では表示しきれないため、右側にある、上矢印と下矢印を押すと表示しているカラーインデックスが0-15、16-31という様に切り替わります。
画像パターン数と「画像の最後で折り返す」は説明の通りですが、画像パターン数は最初のカラーと最後のカラーの変化を何枚の画像にするか示します。
数を多くすれば、変化が滑らかになりますが、画像数が多くなり出来上がったGIFファイルのサイズが大きくなってしまいます。
「画像の最後で折り返す」をチェックすると最後の画像まで変化した後、逆方向に変化する画像を作ります。たいてい繰り返しアニメーションする様にすると思いますが、そのようなとき、最後の画像から最初の画像に切り替わるときに、一気に色が変るためあまりきれいではありません。また徐々に逆方向の変化で戻すと自然になります。
そのようにしたいとき「画像の最後で折り返す」をチェックします。
当然、その分画像数は多くなってしまいます。
「元画像を削除する」をチェックすると、そのとおり元の画像を削除しますが、最初のうちはこれはチェックしない方が、やり直したりするときに便利なので良いでしょう。うまくできたら、通常の画像リストで元画像を削除すれば問題ありませんから。
というところで、一通り、「営業中」のサンプルの具体例も入れて、説明しました。
(10) 元になるGIFファイルの作り方が分からない
GIFファイルも基本的にWindowsビットマップやJPEG等の他の画像ファイルを作成するときと同じ様にペイントソフト、フォトレタッチソフト等で作成します。注意点としては以下のとおりです。
・GIFファイルを扱えるソフトを使用します。
・GIFファイルは、256色以下しかサポートしていないため、デジカメ等のJPEGファイルなどからGIFファイルを作成するためには、減色する必要があります。
減色の仕方は、ソフトによって異なり、保存時に色数を指定するものや、保存前に減色のための操作を自分で行う必要があるものがあります。
・ドロー系や3D画像作成のソフトウェアなどでも、GIFファイルに画像を書き出せる物もありますが、もしできない場合は、Windowsビットマップファイル等で書き出して、GIFをサポートするソフトウェアでGIFファイルに変換します。
(11) WindowsのペイントではGIFファイルが作れないの
Windows95のペイントは、GIFファイルを扱えません。
Windows98のペイントは、GIFファイルやJPEGファイルを扱える場合と扱えない場合があるようです。
何故かは不明です。理由がわかる人がいればぜひ教えてください。
もし、現在、GIFファイルを使えないWindows98のペイントを使用している人で、どうしてもペイントでGIFファイルを扱いたい人はマイクロソフトに尋ねてください。教えてくれるかどうかはわかりませんが。
(12) ブラウザで画像を表示しない(画像を見つけられない)
PCのディスクから表示する場合は問題なかったが、サーバーにアップロードしたら表示しない。
ファイル名で、大文字小文字が合っていない場合や、サーバーで使用できない特殊記号や空白、漢字、半角カナ文字を使っているとこの様な現象が出ます。
また、キャッシュ機能のために、一度、エラーが出た場合、再読み込みを行わないと正しく表示されないときがあります。
また、PCのディスク上にファイルを置いておくときでも、ファイル名やフォルダ名に半角カナ文字等を使っていると、表示できないことがあります。
たとえば、Windowsのデスクトップに画像を置いた場合、「デスクトップ」のフォルダ名が半角カナのため、Netscapeでファイルを見つけられず表示されません。
雑誌等からインストールした場合に、デフォルトでデスクトップ上にフォルダを作って、解凍してしまう様になっていることがありますが、そのような時は注意が必要です。
(13) 上手に絵が描けるソフトやお薦めのペイントソフトを教えて
上手に絵が描けるソフトウェアがあれば、私も知りたいです。
絵が苦手な人は3Dソフト等でCGっぽい物を作るとか、フリーの画像を利用するとか、スキャナで絵を読み込んで編集するとか、絵の描ける人に頼むとか工夫してください。
ペイントソフトもどんどん機能はアップするし、新しいものも出てきていますが、殆ど使ったことがないので、とくに推薦はしません。アニメーションGIFを作る以外にもいろいろと使うと思いますので、自分のやりたいことに合う機能を持っているソフトを探してください。
GIFファイルに特有の機能に関してのみ触れますと、以下の機能が揃っているとベストですが、そのようなソフトはあまり知りません。
・色数が2、4、8、16、32,64,128,256色とすべて指定可能
・透過色の指定が画像上で可能で、透過ピクセルが確認可能
・インタレース、ノンインタレースの指定が可能
ちなみに、私は主としてCorel Draw 7JおよびPaint Shop Pro 5Jを使用しています。
Corel Drawは、機能的に満足していますが、昔から使っていて作成したファイルが沢山あるため、今更変えられない状況です。ペイントソフトや3Dソフトまで付属していて機能は使い切れないほど多いのですが価格やバージョンアップ料金は高いです。
Paint Shop Proは、いろいろなファイルフォーマットをサポートしていて、ファイル変換に便利なためこれも昔から使用しています。画像編集機能も一通り揃っているため、絵に文字を入れるとか、ボタンを作成するとかのホームページ作成のための簡単な用途でしたら、十分間に合います。価格は中くらいでしょうか、高度なフォトレタッチ機能重視の人や逆に操作が簡単で使い安い物がいい人は他のソフトが良いかもしれません。
(14) この説明書で使っている画像をホームページで使いたいのですが構いませんか
この説明書で使用している以下の画像は、ももさん(
Momo's Page
)作成のものです。ももさんは自由に使って良いといっております。
それ以外のものは、あまり使うことはないと思いますが、自由に使っていただいて構いません。
(15) 2000年問題に対応していますか
Animation GIF Maker は、日付に関する処理を行っていませんので、2000年問題は発生しません。
実際に、動作テストを行って、正しく動作することも確認しています。
(16) Netscape Navigatorで画像確認時の表示画像が更新されていない
最近のNetscapeでは、ディスク上から表示するときにもキャッシュされる場合があります。Netscapeで再読み込みを行ってみてください。