『ウィルスチェッカー』の信頼度は?]

 最初にも書いた通り、「ウィルススキャン オンライン」購入時のパターンファイルでは、[W32/Nimda]を発見出来ませんでした。という訳で、「パターンファイルを更新するとどうなるか」を検証してみました。

[下準備]

 「せっかくだから」「こんな事もあろうかと密かに」捕獲しておいた2つのウィルス、

[PE_CIH.EXE](実行したEXEファイルに片っ端から感染するタチの悪いヤツ)
[LOVE-LETTER-FOR-YOU.TXT.VBS](昔流行ったアレ。感染能力はないがパターンはある)

を追加して用意します。これを


このように並べて、「ウィルスバスターオンラインスキャン」を含む3つのウィルスチェッカーで調べてみます。


A.「ウィルスバスターオンラインスキャン」

 このように全てのウィルスを検出出来ます。ただし、[W32/Nimda]に関しては、メール状態では検出出来ませんでした。

B.「鉄壁」


 ・・・う、古すぎて[LOVE-LETTER-FOR-YOU.TXT.VBS]すら発見できない(^^;)


 更新すると、こうなります。[W32/Nimda]に関しても、メール状態での検出が出来ています。

C.「ウィルススキャン オンライン」


 購入当時のパターンでは、ここまでしか検出しません。



 ここまでパターンを更新すると、全てのウィルスを検出出来ます。[W32/Nimda]に関しても、メール状態での検出が出来ています。


 「鉄壁」「ウィルススキャン オンライン」については、「ヒューリスティックスキャン(未知のウィルスも検査)」を選んでも古いパターンファイルでは[W32/Nimda]の検出は出来ませんでした。この事からもこまめなパターンファイルの更新が必要だというのが分かります。「体験版入れっぱなし」でほったらかしにしている人は、一度注意した方がいいと思いますよ!

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