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バイナリエディタを使ってセーブデータを変更する

セーブデータの変更をするために「バイナリ エディタ」を使用します。
ここでは、バイナリエディタ「Stirling」(Win95/98/Me/2000/XPで動作を確認)を使用します。


■ バイナリエディタ「Stirling」をインストールする

(1).バイナリエディタ「Stirling」は、お楽しみCD内のフォルダ「archive\etc\stir131」に収録しています。
【Stirlingをダウンロード】

(2).バイナリエディタ「Stirlin」は、書庫ファイル「stir131.lzh」として収録しています。
 ファイルを解凍する為のプログラム「Lhasa」を使用して、ファイルを解凍します。
 ※「Lhasa」使用方法の詳細は、
  「ファイル解凍する為のプログラム Lhasa をインストールする
  「ファイルを解凍する為のプログラム Lhasa の使い方
  をご覧下さい。




(3). 「Stirling」のショートカットアイコンを作成します。
 実行ファイル 「Stirling.exe」にマウスカーソルを重ね、右クリックするとメニューが表示されます。
 「ショートカットの作成(S)」を選択します。


(4). 「Stirling.exeへのショートカット」を選択します。
 メニューより「編集」⇒「コピー」を選択します。



(5). 「スタート」メニューより

  • Windows95/98/Meの場合は、「プログラム」⇒「エクスプローラー」
  • Windows2000/XPの場合は、「プログラム」⇒「アクセサリ」⇒「エクスプローラー」
を起動し「エクスプローラー」で
  • Windows95/98/Meの場合は、フォルダ「C:\WINDOWS\SendTo」
  • Windows2000/XPの場合は、フォルダ「C:\Documents and Settings\***\SendTo」(***はユーザー名)
へ移動した後、メニューより「編集」⇒「貼り付け(P)」を選択します。



(6). こうする事で、Stirlingで開きたいファイルを右クリックし「送る」→「Stirling」を選ぶ事で簡単に開けます。




■ 「贖罪の教室BADEND」のインストールする

 このゲーム「贖罪の教室BADEND」は、ユーザーによって選択されたフォルダの下に"SBad"フォルダを作成し、インストールされます。
 よって、デフォルトのインストール先がありません。
 このため、人によってインストール先が異なりますので、インストール先(指定フォルダ名)は忘れないようにメモしておきましょう。

(1).ここでは、"c:\" を指定しましたので、
 c:\SBad がインストール先となります。

(2).ゲームのインストールが終わったら、すぐに「ゲーム起動」せず、インストール先のフォルダを確認します。
 「スタート」メニューより「プログラム」⇒「エクスプローラ」を起動し、「c:\SBad」フォルダ内のファイルを表示します。

 ※ゲームのインストールは「最小インストール」を選択しています。
 ※版権関係の問題により、アイコン画像を削除しています。



(3).インストールされたフゲームァイルから、セーブデータを探します。
 「ファイル名」と「サイズ」に注目して、セーブデータかどうか見分けてみましょう。

 ”script.pd”
  セーブデータにしてはサイズが大きいので、恐らく違うでしょう。
 ”sbad.exe”
  ファイル名が「*.exe」という実行形式なので、これも違います。
 ”def.pd”
  サイズが小さいので、一番可能性が高いのです。
  が、ファイル名からするとなんとなく違う感じもします。

 取り合えず、3ファイルの中で一番可能性の高い”def.pd”をバックアップしてます。


(4).ファイルを選択して反転させ、メニューから「編集(E)」⇒「コピー(C)」を選択します。



そのまま、メニューから「編集(E)」⇒「貼り付け(P)」を選択します。



フォルダ内に ”コピー~ def.pd”というファイルが作成されました。
 このファイルをバックアップとします。



■ 「贖罪の教室BADEND」を起動する

(1).ゲームを起動します。
 起動時に画面設定を「フルスクリーン」にするか、「ウインドウモード」にするか選択できますので、ウインドウモードを選択します。

(2).ゲームを起動すると、直ぐにゲームをインストールしたフォルダ内に新しくファイルが作られます。
 このファイル全てを以下のようにマウスで囲むようにして選択し


(3).先程と同じ要領でメニュの「編集(E)」から「コピー(C)」→「貼り付け」を行います。
 このようにバックアップが出来ました。


(4).ここで、ファイル名に注目して下さい。

”config.dat”
omake.dat
”global.dat”

omake.dat”とは「如何にも私です!」っていう感じで解り易い親切丁寧なファイル名ですね!
折角自分から名乗りを上げて下さっているのですから、それを信用してみましょう。

(5).では、ゲームの方に戻り肝心の「CGモード」があるか確認しましょう。
 メニューを見ると「閑話休題」という項目があります。
 これが非常に怪しいですね!
 早速クリックすると
  「ゲームをクリアしてからお楽しみ下さい。」
 と出ました。
 もう、ほぼ間違いないです!

(6).それではゲームを始めてみます。どんどん進めます。
 とにかく、それらしい場面になるまで進めます・・・
 すると一番初めの選択肢にたどり着きます。

 ・大張達の所へ連れて行く。
 ・俺の手でイジメを止められないだろうか。


ゲーム進行上正しいのは

 ”大張達の所へ連れて行く。”

なのですが、ここで「閑話休題」でのメッセージ

  「ゲームをクリアしてからお楽しみ下さい。」

を思い出して下さい。「とにかく終らせれば入れてやる」という事ですよね!
ではとにかく終らせるために

 ・俺の手でイジメを止められないだろうか。

を選びましょう。
それらしいシーンにたどり着くこと無く、あっけなく終ってしまい途中の所に戻ってしまいました。
では、もう一度同じところへ行き、今度は

 ”大張達の所へ連れて行く。”

を選択します。
すると、どんどん話が先に進みます。
それらしい場面になったら、SAVEをして一旦セーブをしてタイトルに戻ってみましょう。
すると「閑話休題」が選べるようになりました。

 ・CG閲覧
 ・シーン回想


があります。
早速「CG閲覧」に入ってみましょう。
Page 3 の 上から3行目の左から3列目に1枚だけ今のシーンが表示されているハズです。

×××××
×××××
××××
×××××

「シーン回想」にも入ってみましょう・・・残念ながら1つも見ることができませんでした。
しかし、これでデータに何らかの変化があるハズです。
一度ゲームを終了させて、インストール先のフォルダを見ましょう。
一番目立つ変化は”PLAYER101.dat”という新しいファイルが出来ている事なのですが、先程”omake.dat”に注目すると決めましたので、ここでは気にしないで進みましょう。


■ データを比較する

(1).先程目星をつけた”omake.dat”をバイナリエディタで開く前に、先程と同じ要領で以下のようにバックアップをとっておきます。


(2).これで、安心して書き換えられます。
 いざとなったら書き換えた”omake.dat”を削除して、バックアップした”コピー(2)~omake.dat”のファイル名を右クリックして「名前の変更」を選び、



 このように”omake.dat”に直せば元通りです。
 ※直ぐに、また”omake.dat”のバックアップをとっておくようにして下さい。



(3).いよいよ書き換えです。”omake.dat”をバイナリエデイタで開きます。



(4).比較して変化調べるために、同じように初期データの”コピー ~ omake.dat”をバイナリエデイタで開きます。



(5).このように2つとも同じウインドウに読み込まれます。
画面サイズが大きければ、ウインドウを最大化にして「左右に並べて表示」しましょう。



(6).すると、このように比較しやすくなります。
画面にサイズが小さいのなら「上下に並べて表示」にすると良いでしょう。



(7).これで目視で探すのも良いですが、このStrlingには以下のように「比較」という便利な機能がありますので、使ってみましょう。






(8).比較相手を選択し「OK」を選ぶと、このように比較結果が出ます。



(9).「アドレス:000238EC」(左側の最後1ケタの0が上の00から0Fにあたる)の1箇所しか変更されていませんね!
つまり、CG鑑賞の「Page 3 の 上から3行目の左から3列目に1枚」がこれになると推測できます。
□比較結果の強調表示
□シンクロスクロール

にチェックを入れて「ジャンプ」を押すと、該当するアドレスへジャンプします。



(10).そのままスクロールさせて最後(アドレス:00024017)まで見てみます。
ずっと”00”でした。




■ データを書き換える

(1).支障が出るか解りませんが、ここは男らしく最後まで”00”を”01”に変更しちゃいましょう!
これまた、手入力でずーっと”01”と入力していくのも良いですが、このStrlingには以下のように「置換」という便利な機能があるので、使ってみましょう。



(2).すると以下のようなウンドウが表示されます。
画面から、「カーソル位置から、検索データ”00”を見つけて”01”に書き換える」という設定をし、「次検索」ボタンを押します。



(3).「アドレス:000238EC」の”01”の隣の”00”が反転し置換確認のウインドウが表示されます。
ここで「一括置換」のボタンを押して下さい。



(4).置き換えが始まります。
終了すると「○○個置換しました」とメッセージが表示されますので「OK」を押します。



(5).終了のウインドウを閉じた後、「上書き保存」を実行しセーブデータの変更をします。




■ データ書き換えの確認

では、ゲームを再起動して確認してみましょう。
いかがでしょうか?上手くいってますか?
恐らく「CG閲覧」は Page 3 の 上から3行目の左から3列目以降全て表示できるようになっているハズです。




Page 3
×××××
×××××
××




「シーン回想」に関しては100%になっていることでしょう!
やりましたね!


■ データの最終調整

残りは「CG閲覧」の Page 1 から Page 3 の 上から3行目、左から2列目までを表示させるだけです。3行目の左から3列目以降に位置する部分を”01”にしたのですから逆を行えば良いのですね!

後は今までの応用です!楽勝です!

もう一度バイナリエディタの画面に戻り、取り合えず先程書き換えた「アドレス:000238EC」の行「アドレス:000238E0」から「アドレス:000238EB」の12ビットを全て”01”に書き換えてゲームで確認します。すると・・・「Page 3 の 上から2行目、右から1列目」「Page 3 の 上から3行目、左から2列目」しか書き換わっていません。



Page 3
×××××
××××




12ビット書き換えて3画像しか表示されないという事は4ビットで1画像という事 になります。


しかも変更前のを見ると、4ビットの先頭の1ビットだけ”01”で残り3ビットは”00”になっています。
つまり、このデータは”01000000”で1つになります。
・・・という事は先程は偶然上手くいきましたが、全て”01”にするのは間違いという事になります。
何か気持ち悪い人は”01000000”に直しておいて下さい。

そして、全て埋めるには2ページ(1ページ20画像)と9画像の合計49画像分を1画像につき4ビット(01000000)で変更しなけでばなりません。
バイナリエディタで見るとアドレスの1列(16ビット)で4個の画像が表示されるので、さかのぼって最低12行分「アドレス:00023820」から”01000000”に変更してみました。
ゲームを起動させてチェックしたところ Page 1 の1番目のデータがたった1つだけ表示されていないだけでしたので、一つ前にあたる「アドレス:0002381C」を”01000000”に書き換えて変更完了!


念のためチェックをお忘れなく!

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