------------------------------------------------------------------------------ まるごとPDFの説明(Ver1.22)    2005/5/15 ------------------------------------------------------------------------------ ■概要 本ソフトはフリーのPDFWriter(PrimoPDF,即刷★PDF,クセロPD F)で複数の文書ファイルを自動でPDFファイルに変換するソフトです。 自動でPDFファイル名に変換元ファイル名を入力し、保存ボタンを押す動作を行いま す。また、複数の文書ファイルを1つのPDFファイルにまとめることもできます。 ■特徴 ・PDF変換時のファイル名を自動で入力します。(変換元ファイル名を入力) ・複数の色々なファイル(Word、EXCEL、TXT、JPGなど)を連続して自  動でPDF変換できます。 ・Drag&Dropに対応。(「送る」に登録すればエクスプローラから変換可) ・プリンタを選択することで連続印刷もできます。 ◎さらにPDF操作ソフトの「iTextFront」又は、「ConcatPDF」  と組み合わせることで以下の機能を追加します。(コマンドラインで使用) ・複数の色々なファイル(Word、EXCEL、PDF、TXT、JPGなど)を結  合したPDFファイルを作成できます。 ・画像ファイルを直接PDF変換できます。(JPEG, PNG, WMF, BMP, DIB, GIF, PSD, TGA)  (「iTextFront」使用時) ※「iTextFront」、「ConcatPDF」(フリーウエア)は氏原 一哉氏  が作成されたPDF操作ソフトで、PDFファイルの結合、抽出、暗号化、などのが  行えます。 ■インストール 本圧縮ファイルを任意のフォルダに展開してください。 MarugotoPDF.exe(本体) ReadMe.txt(このファイルです) MarugotoPDF.exeを起動することで動作可能です。 ■アンインストール 1)上のファイルを消去して下さい。 2)同じディレクトリにMarugotoPDF.iniを作りますので、これも消去してください。  レジストリは使いませんので以上で完全に消去可能です。 ■準備 1)PDFWriter(PrimoPDF,即刷★PDF,クセロPDF)のいずれかを  インストールしておいてください。また、ファイル名の自動入力は保存ダイアログを  監視して行いますので、保存ダイアログを表示する設定にして下さい。  ・「即刷★PDF」では、「保存ダイアログを出さない」のチェックは外して下さい。  ・「クセロPDF」では、「PDFの保存先を確認」にチェックをして下さい。  ☆おすすめは「即刷★PDF」です。  (「即刷★PDF」は汎用的なPDFWriterを作成するもので、PrimoPDF   の操作性も大幅に改善できるものです。) 2)本ソフトは関連付けのprintアクションを利用していますので、printアクションを  設定(追加)してください。  (エクスプローラ−ツール−フォルダオプション−ファイル種類から設定)  例)  ・拡張子TXTにメモ帳を関連付ける場合   アクション:print   アクションを実行するアプリケーション:C:\WINNT\system32\notepad.exe /p "%1"  ・拡張子BMP,Jpgなどの画像ファイルにIrfanVeiwを関連付ける場合   アクション:print   アクションを実行するアプリケーション:     "C:\Program Files\IrfanView\i_view32.exe" "%1" /print ■設定 1)PDF作成用仮想プリンタードライバ(PrimoPDF,即刷★PDF,クセロPD  F)を設定します。  (プリンタを設定すると連続印刷が行えます。) 2)既存ファイルと同名の時のファイル処理方法を設定します。  ・上書き(確認メッセージあり)・・・メッセージが出た場合には、再開ボタンを                    押す必要あり  ・上書き(既存ファイル削除)  ・変換ファイル名に文字を追加しファイル名を変更・・・追加文字を設定  ・既存ファイル名に文字を追加しファイル名を変更・・・追加文字を設定 3)Drag&Dropの動作を設定します。  ・ファイル名の登録・・・ファイルをリストに登録します。  ・単独PDF変換の自動実行・・ファイルをリストに登録し、自動で単独PDF変換                 実施後、自動終了します。 4)その他の項目の設定  ・PDFファイル名を<文書ファイル名+追加文字>とします。  ・変換完了時に完了メッセージを表示します。  ・一括PDF作成時に、単独PDF変換したファイルを残します。                  (「iTextFront」又は、「ConcatPDF」設定時) 5)iTextFront、ConcatPDFの設定  ・「iTextFront」又は「ConcatPDF」の実行ファイルパスを設定します。  ・「iTextFront」を利用する場合、画像ファイルのPDF変換にも使用するか設定しま    す。 6)実行画面でファイル出力先を設定します。  ・指定フォルダ・・・参照にて指定したフォルダに出力します。  ・ファイルと同一フォルダ・・・変換元ファイルのあるフォルダに出力します。 7)実行画面で結合ファイル名を設定します。  ・指定・・・結合ファイル名を設定します。  ・リストの先頭ファイル名の先頭に文字を追加したものを結合ファイル名とする。     <追加文字>+先頭ファイル名.pdf ■使い方 1.本ソフトを起動し、PDF変換したいファイル名をリストに登録します。   新規・・・・・リストの先頭からファイル名を登録します。   追加・・・・・リストの最後にファイル名を追加します。   削除・・・・・選択したファイル名をリストから削除します。   全削除・・・・リストを空の状態にします。   ↑(上へ)・・選択したファイル名の順位を1つ上げます。   ↓(下へ)・・選択したファイル名の順位を1つ下げます。 2.PDFファイルを作成します。   単独・・・登録ファイルを単独のPDFファイルに連続的に変換します。   一括・・・登録ファイルを単独PDF変換し、リスト順でPDFファイルを結合し        ます。(「iTextFront」又は「ConcatPDF」設定時)   停止・・・連続PDF変換または印刷を停止します。   再開・・・連続PDF変換または印刷を再開します。   (上書き保存の確認ダイアログが出た場合には、再開ボタンを押してください。)  これらの機能はPOPUPメニュー(リスト上の右クリック)でも実行できます。   開く・・選択したファイルを関連付けされたソフトで開きます。(POPUPのみ) 以下のようすると更に便利です。 3.「送る」にショートカットを作る  こうしておくと、エクスプローラでファイルを指定して「送る」とやれば、自動で  PDF変換することができます。 4.Drag&Dropを使う ■注意 ・PDF変換(印刷)中は通常使用するプリンタの設定をデフォルトから、設定したプ  リンタに変更しています。そのため、変換中に通常使用するプリンタを変更しないで  ください。 ・変換中のまま長時間停止している場合は、「停止」ボタンを押して中断してください。  関連付けなどがうまくいってない場合があります。  また、途中で停止した場合、通常使用するプリンタを変更したままの状態となってい  る場合がありますので、そのときは自分で元の状態に戻してください。 ・なお、本ソフトはPDFバージョン1.4までの対応です。 ■謝辞  このプログラムを作るに当たって、以下のDelphi用コンポーネント及びライブラリを  使用させて頂いております。  また、PDF作成に当たって、以下のPDFWriterおよびPDF操作ソフトを使用  させて頂きます。  このような有用なツールを公開されていることに感謝いたします。  ・Delphi用コンポーネント  フォルダ選択ダイアログ:Mr.XRAY氏作   プリンタ設定コンポーネント:Mr.XRAY氏作   ちょっと拡張ラベル集:おんぷ村氏作   Delphi基本関数集:おんぷ村氏作   INI/Reg 簡単アクセスコンポ:本田勝彦氏作  ・PDFWriterおよびPDF操作ソフト    PrimoPDF:activePDF, Inc.作    即刷★PDF:SoftFarm作    クセロPDF:株式会社クセロ作    iTextFront:氏原 一哉氏作    ConcatPDF :氏原 一哉氏作  また、本ソフト作成において、様々なアドバイスを頂きましたSoftFarmの  高瀬様に感謝いたします。 ■その他 免責:  本ソフトウェアにを用いた結果による損害、事故などに対しても作者は一切の責任・ 保障の義務を負わないものとさせていただきます。 またいかなるサポート義務もないものとさせていただきます。 転載:  本ソフトはフリーウェアであり、内容を改変しない条件であれば、転載、再配布とも 自由です。  但し雑誌などの営利目的で販売される場合はご連絡をお願いいたします。 その他:  ご要望および不具合については、可能な限り対応させて頂きたいと考えています。  尚、サポートはメールのみとさせていただきます。  喜多村 光朗    Email: kitamura@ms2.megaegg.ne.jp          HomePage: http://hp.vector.co.jp/authors/VA041540/ ■更新履歴 2005/5/15 Ver.1.22 ・クセロPDFで複数変換時にフリーズすることがある不具合を修正  ・PDF結合にConcatPDFを利用できるように修正 2005/4/22 Ver.1.21 ・ファイル名を入力できないことがある不具合を修正  ・終了時動作の見直し(終了時間短縮)  ・矢印(↑、↓)が文字化けする不具合を修正 2005/4/5  Ver.1.20  ・初公開  ・POPUPメニューの追加  ・レイアウト変更など 2005/4/2 Ver.1.10  ・Iniファイル書込みタイミングの変更  ・PDF結合機能を追加  ・画像ファイルのPDF出力機能を追加  (PDF結合および画像出力はiTextFrontを使用) 2005/3/27 Ver.1.00  ・初版