VisualAge Help System を使用すると、多くの IBM ソフトウェア製品のオンライン・ヘルプ情報を表示することができます。これらのいずれかの製品のユーザー・インターフェースで、 F1 を押すか、「ヘルプ (Help)」メニュー項目を選択すると、ブラウザーが開いて、製品のヘルプが表示されるはずです。ご使用の製品のオンライン・ヘルプの開始および使用に関して問題がある場合、当資料がその問題解決に役立ちます。
VisualAge Help System は、次の 3 つの主なコンポーネントで構成されます。
ほとんどの場合、3 つのコンポーネントはすべて、製品のインストール先のマシン上で稼働します。
問題を解決するに当たっては、まず以下の 3 つのステップを実行します。
1.2 特殊考慮事項にある要約を読み、そこにリストされたセクションのうち、使用している製品または環境に当てはまるセクションを参照する。
以下の IBM 製品が、VisualAge Help System を使用しています (2001 年 2 月現在)。
2000 年 12 月以降にリリースされ、かつ、上記のリストにない IBM ソフトウェア製品を使用している場合、コマンド・プロンプトで以下のとおり入力すると、その製品が VisualAge Help System を使用しているかどうかを確認することができます。
vahcfg list /f %IMNINSTSRV% | more
Product: で始まる行で、ご使用の製品名を探してください。製品名がリストにあれば、その製品は VisualAge Help System を使用しています。リストにないか、コマンドが認識されない旨のメッセージを受け取った場合には、 IBM サポートに連絡して、ご使用の IBM 製品が VisualAge Help System を使用しているかどうか確認してください。
以下に記載した製品、環境、あるいは問題がお客様の状態に当てはまる場合は、次のセクションを読んでください。
製品の「ヘルプ (Help)」メニューから、「ヘルプのホーム・ページ (Help Home Page)」(または、ご使用の製品でこれに相当するメニュー項目) を選択してください。「ヘルプ (Help)」メニューが使用できない場合は、製品ユーザー・インターフェースのいずれかのペインで F1 を押してみます。なにが起きたか確認してください。
ヘルプが正常に表示される場合でも、さらに以下の 2 つの問題が考えられます。
問題が上記のいずれにも当てはまらない場合には、 IBM サポートに連絡してください。 詳しくは、http://www.ibm.com/software/ad/support を参照してください。
注: このセクションは、Component Broker または WebSphere ビジネス・コンポーネントには適用されません。 Component Broker の場合、doc\readme ディレクトリーにあるヘルプのトラブルシューティングに関する情報を参照してください。
VisualAge for Java バージョン 3.5 で、デスクトップのアイコンを使用して VisualAge for Java IDE を立ち上げても になにも起こらない場合には、 2.1 特殊ケース - VisualAge for Java バージョン 3.5 を参照してください。
ヘルプを立ち上げようとしたときになにも起こらない場合は、まず、コマンド行からヘルプを立ち上げることができるかどうかを確認してください。そのためには、最初に、ご使用の製品のインストール先のディレクトリーを調べる必要があります。以下に示すテキストの INSTALL_DIR とある部分を、製品が実際にインストールされているディレクトリー (たとえば、x:\ibmvjava または "x:\Program Files\IBM\VisualAge for Java" など) に置き換えます。パスにスペースが含まれる場合、パス全体 (INSTALL_DIR およびそのサブディレクトリーやファイル名) を引用符で囲んでください。以下のステップを実行し、コマンド行からヘルプを立ち上げてみてください。
g: cd "\Program Files\IBM\VisualAge for Java"
dir /s /b vahelp.exe
次のような結果が戻された場合は、
g:\Program Files\IBM\VisualAge for Java\eab\bin\vahelp.exe
この場合、次のように入力します。
cd eab\bin
ヘルプが、コマンド行からは正常に立ち上がり、その検索も正常にできる場合は、パスの設定方法に問題がある可能性があります。この問題があると、ユーザー・インターフェースはヘルプ・システムの DLL (ダイナミック・リンク・ライブラリー) を検索して使用することができません。 2.1 特殊ケース - VisualAge for Java 3.5 を参照するか、他の製品の場合には、製品をアンインストールしてから再インストールしてみてください。このような問題が解決する場合があります。
回避策、または一時的な修正方法として、コマンド行からのヘルプを立ち上げるという方法で十分な場合は、ヘルプを立ち上げるためのアイコンをデスクトップに作成しておくこともできます。 11.0 製品ヘルプを立ち上げるアイコンの作成を参照してください。
コマンド・ラインからヘルプをロードできないか、コマンド・ラインからはヘルプをロードできても製品内からはロードできない場合、 Windows レジストリーでブラウザーに対して適切なファイルの関連付けが設定されていない可能性があります。 16.0 Windows レジストリーでの HTML ファイルの関連付けの設定を参照してください。
ファイルの関連付けを変更しても効果がない場合、以下のようにしてヘルプ・システムのログ・ファイルを取得することができます。
TMP 環境変数が指すディレクトリーに、HTML*.C2T タイプのファイルが 1 つ以上あるはずです。これらのファイルには、ヘルプ・システムに対して行われた要求に関する詳細なログ情報が含まれています。これらのファイルを IBM サポート・センターに送って、分析してもらうことができますが、サポートの依頼に対しては、料金がかかる場合があります。また、問題の原因となっているものを判別するため、ユーザー自身がこれらのファイルを調べてみることもできます。
TEMP ディレクトリーに HTML*.C2T ファイルが 1 つもない場合は、コマンド・ラインから再度ヘルプを起動してみてください。コマンド行からのみ HTML*.C2T ファイルが作成される場合は、ヘルプを呼び出す製品に問題があります。どちらの方法でヘルプを起動してもログ・ファイルが作成されなかった場合、ヘルプ・システムそのものに問題があります。どちらのケースでも、IBM サポート・センターに問い合わせることができます。
ヘルプを要求するごとに不要なログ・ファイルが作成されてしまうため、作業終了後には製品のヘルプ構成ファイルから HTMLHELP_LOG=1 行を忘れずに除去してください。
どの方法を用いてもヘルプを立ち上げることができない場合、製品のヘルプ構成ファイルが本当に有効であるかどうかチェックしてください。エディターで INSTALL_DIR\HELP_DIR\CONFIG_FILE を開き、以下のことを検証します。
VisualAge for Java バージョン 3.5 で、IDE からはヘルプを立ち上げることができなくてもコマンド・ラインからは立ち上げることができる場合、誤ったショートカットを使用して IDE を起動している可能性があります。これは、デスクトップまたは「スタート」メニューに手動で IDE へのショートカットを作成または編集し、そのショートカットから IDE を起動した場合に起こります。また、バージョン 3.0 または 3.02 で作成したショートカットを使用してバージョン 3.5 を立ち上げようとした場合にも起こります。以下のステップに従って、発生しているのがこの問題かどうか確認してください。
「スタート」メニューから IDE を起動した際にはヘルプが機能するが、通常使用しているアイコンまたはショートカットからは機能しないという場合、そのアイコンまたはショートカットはおそらく VAJ_INSTALL_DIR \ide\program\ide.exe を指しています。 PATH 環境変数がヘルプ・システムの DLL を指していないため、このファイルによって IDE は正常に立ち上がりますが、ヘルプはサポートされません。この問題は、ショートカットの「リンク先」フィールドを編集して VAJ_INSTALL_DIR \ide\program\ivjenv.bat を指すようにすることで解決できます。このバッチ・ファイルは、ヘルプが IDE 内で正常に動くように、ご使用の Windows 環境変数を変更します。
ヘルプの立ち上げにより、ブラウザーが開始されるか、前面に表示されるものの、そのブラウザーが localhost:49213 に接続できない場合には、次の 3 つの問題の可能性があります。
Web サーバーやブラウザーの構成の誤りで起こりうる問題をすべて解決するため、以下の各サブセクションを順にチェックしてください。
HTTPDL.EXE は、ローカル・アクセスのみをサポートする HTTP サーバー・プロセスです。これは、NetQuestion コンポーネントの一部で、ローカル・ブラウザーに対してヘルプ・ページを提供するのに使用します。プロセス HTTPDL.EXE がタスク・リストに表示されるているかどうかをチェックしてください。
このタスクがない場合、ヘルプ・システムがそのタスクを開始できなかった可能性があります。まずコマンド・ラインから起動してみて、エラー・メッセージが戻されるかどうかを確認します。
NetQuestion がインストールされているディレクトリーに移動する (15.0 NetQuestion インストール・ディレクトリーの検出を参照)。
ここでエラー「Binding the socket failed (ソケットのバインディングに失敗しました。)」が戻される場合、 HTTPDL.EXE プロセスはおそらく既にポート 49213 (HTTPDL.EXE プロセスが使用する TCP/IP ポート) で実行されています。その他のエラーが戻される場合は、IBM サポートに連絡してください。なにもエラーが戻されなかった場合は、タスク・リストをチェックして、このプロセスがバックグラウンドで実行されていることを確認します。日付が 2000/02/12 以前のバージョンの HTTPDL.EXE では、エラーが検出されない場合にコマンド・プロンプトをロックします。これより後のバージョンではコマンド・プロンプトをロックすることなく実行が継続されます。ご使用のバージョンがコマンド・プロンプトをロックした場合は、独立したプロセスとして代わりのプロセスを開始できるよう、 Ctrl+Break を押してから、以下のコマンドを発行します。
nqdetach httpdl.exe -r httpd.cnf
ここで、ブラウザーでページを再ロードしてみます。ページが正しく表示される場合、ヘルプ・システムが HTTP サーバーを始動する際に障害が起きていたということになります (または、Component Broker の場合であれば、ログオン時にサーバーが始動するようにセットアップされていないということになります)。 13.0 NetQuestion サーバーの自動始動を参照してください。
これでも、ページが表示されない場合は、 3.2 HTTPDL.EXE の構成が誤っているおよび 3.3 ブラウザーでのプロキシーの指定変更が必要を参照してください。
場合によっては、HTTPDL.EXE で使用する構成ファイル httpd.cnf に誤ったパス情報が含まれている可能性があります。次のステップを実行して、このファイルが正しく構成されていることを検査してください。
Serverroot C:\IMNNQ_NT Exec /cgi-bin/* C:\IMNNQ_NT\* Pass /icons/* C:\IMNNQ_NT\* Pass /* C:\IMNNQ_NT\*
示されたパスが httpd.cnf ファイルが保管されているディレクトリーと一致しているかどうか確認してください。一致していない場合、上記のすべてのパスについて、実際のパスを反映するように変更してください。
Hostname localhost Port 49213
これらの項目が違う場合は、既存のすべての Hostname と Port の行を上記のものに置き換えます。
ブラウザーがローカル Web サーバー HTTPDL.EXE に接続できないことがありますが、これはブラウザーが localhost として指定されたマシンをプロキシー・サーバーを介して見付けようとするためです。これは通常、ブラウザーに手動または自動のプロキシー構成が設定されている場合に起こります。手動プロキシー構成を使用している場合は、ブラウザーの設定を変更して、ブラウザーが localhost の解決にプロキシー・サーバーを介さないようにすることができます。自動プロキシー構成を使用している場合は、自動プロキシー構成ファイルの所有者にプロキシー・サーバーのプロキシー例外として 127.0.0.1 を追加するように依頼することが必要です。
ブラウザーが手動プロキシー構成用に設定されているかどうかを判別し、そうである場合にプロキシーに変更を加えるには、次のステップを実行してください。これらの説明は、以下に示すバージョンのブラウザー用のものです。別のバージョンのブラウザーを使用している場合、ステップが異なる場合があります。
Netscape 4.7 の場合
Internet Explorer 5.0 の場合
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts ファイルを更新して、以下の行を追加することも必要です。
127.0.0.1 localhost
これを行うのは、このファイルは存在するものの上記の行がまだ含まれていない場合です。この値を変更したら、変更内容を有効なものにするため、ブラウザーの終了と再始動が必要になることがあります。
ブラウザー構成ファイルや ...\etc\hosts ファイルに変更を加えたら、ブラウザーでヘルプ・ホーム・ページを再ロードしてみてください。それでもなお locahost:49213 に接続しようとするエラーが生じる場合は、IBM サポート・センターにお問い合わせください。
ヘルプを表示しようとしたときに、自動プロキシー・サーバーがアクセス可能でない場合は、ブラウザーが localhost をローカル・アドレス 127.0.0.1 に解決できない可能性があります。この問題は、上記のステップ 4 (Netscape) またはステップ 3 (Internet Explorer) でインターネットへの直接接続に変更することにより、一時的に解決することができます (ただし、プロキシー・サーバーは使用できません)。
ヘルプの表示や検索をしようとしたときに、「File Not Found (ファイルが見付かりません)」のエラーが生じる場合、ファイルが NetQuestion インストール・ディレクトリーからなくなっている可能性があります。次のセクションを読んで、詳しく調べてください。
ヘルプを表示しようとしたときに「File Not Found (ファイルが見付かりません)」のエラーが生じる場合は、vahwebx.exe ファイルが NetQuestion インストール・ディレクトリーに含まれていない可能性があります。コマンド・プロンプトまたは Windows エクスプローラーでディレクトリーをチェックして、このファイルが存在するかどうかを検査します。ファイルが存在する場合、NetQuestion ローカル Web サーバーの構成に問題がある、つまり、httpd.cnf が誤ったディレクトリーを指している可能性があります。上記 3.2 HTTPDL.EXE の構成が誤っているを参照してください。 vahwebx.exe ファイルがない場合は、以下のことを試してみてください。
ブラウザー・ページを再ロードしてください。ヘルプが機能するようであれば、問題は解決しました。「File Not Found (ファイルが見付かりません)」のエラーが続く場合は、IBM サポート・センターにお問い合わせください。「There is no help registered for product xxxxx (製品 xxxxx に登録されているヘルプはありません。)」というメッセージを受け取る場合は、 6.0 ヘルプの再構成を参照してください。
ヘルプを検索しようとしたときに「File Not Found (ファイルが見付かりません)」のエラーが生じる場合は、検索フォームで指定した検索プログラムが正しい場所にインストールされていない可能性があります。以下のステップを実行し、名前と場所を判別してください。
<form action="http://localhost:49213/cgi-bin/ivjsenus.exe"...> <form action="http://localhost:49213/cgi-bin/va4sall.exe"...>
検索プログラムの名前は、action= 属性内の "cgi-bin" の後ろの部分、つまり上記の例では ivjsenus.exe または va4sall.exe になります。
検索結果ページのイメージが壊れていたり、「Search form header not found (検索フォーム・ヘッダーが見付かりません)」または「Search form footer not found (検索フォーム・フッターが見付かりません)」というメッセージを受け取ることもあります。これらのエラーは、NetQuestion インストール・ディレクトリーにその他のファイルが欠落していることが原因です。製品 CD 上でこれらのファイルを見付けられる場合があります。また、IBM サポート・センターからも入手できます。ファイル名は、すべて検索フォーム内に指定されています。検索フォームのソースを表示すると、名前を判別することができます。次の隠し入力フィールドの value= パラメーターを探します。
<input type="hidden" name="header" value="ivjhenus.htm"> <input type="hidden" name="footer" value="ivjfoot.htm"> <input type="hidden" name="stars1" value="ivjstar1.gif"> <input type="hidden" name="stars2" value="ivjstar2.gif"> <input type="hidden" name="stars3" value="ivjstar3.gif"> <input type="hidden" name="stars4" value="ivjstar4.gif"> <input type="hidden" name="stars5" value="ivjstar5.gif">
表示している項目は VisualAge for Java 用の項目です。他の製品のこれに相当する項目では、ivj のところに以下のものが入ります。
「Internal server error (内部サーバー・エラー)」メッセージは、通常、Web サーバーで実行中のアプリケーションが破損したことを示します。「program.exe - Application Error (アプリケーション・エラー)」というタイトルと「"0xnnnnnnnn" での命令は "0xnnnnnnnn" のメモリーを参照しました」で始まるメッセージを含む Windows のダイアログも表示されることがあります。 「OK」を選択してこのダイアログを消すと、ブラウザーは「Internal server error (内部サーバー・エラー)」メッセージを表示します。
このエラーが検索処理の際に生じる場合、製品の検索索引に問題がある可能性があります。製品のヘルプの再構成を行って、再度検索照会を入力します。これで問題が解決しない場合は、IBM サポート・センターにお問い合わせください。
このエラーがヘルプの通常の表示の際に生じる場合、NTFS ファイル・システムのディレクトリーのアクセス権に問題がある可能性があります。 Windows NT システムまたは Windows 2000 システムからログオフし、アドミニストレーターとして再度ログオンします。 NetQuestion インストール・ディレクトリーと製品のヘルプ・ディレクトリー (_INSTALL_DIR\doc または INSTALL_DIR \help (製品ごとに異なる)) の両方のディレクトリーにあるすべてのファイルおよびフォルダーのセキュリティー許可が、「Everyone- フル コントロール」に設定されていることを確かめてください。次のように行います。
アクセス権を変更したら、これらのダイアログを閉じてページを再ロードします。アクセス権を変更する必要がなかったか、変更した後でもエラーが解消されない場合は、 NetQuestion インストール・ディレクトリーから vahelp.cfg ファイルを削除して、製品のヘルプの再構成を行ってください。
それでも「Internal server error (内部サーバー・エラー)」メッセージが引き続き表示される場合は、IBM サポートに連絡してください。
状況によっては、ヘルプ・システムのある製品用のヘルプの構成が誤っていた、ユーザーがインストール・システムを修正する際に構成情報の一部を除去する必要があった、というようなことがあります。次の説明に従うと、ご使用の製品のヘルプを再構成することができます。再構成する前に、次のことを調べておく必要があります。
このプロセスではまず最初に、ヘルプが既に構成済みでリフレッシュだけ行えばよいのかどうかを判別します。ご使用の製品のヘルプが構成されているかどうかを判別するには、コマンド・プロンプトで次のとおり入力します。
vahcfg list /f %IMNINSTSRV% | more
ヘルプが構成されている製品ごとに、製品とコンポーネントの一連のリストが表示されるはずです。ディレクトリーがご使用の製品ディレクトリーに一致している製品があれば、その製品の名前を書き留めます。たとえば、vahcfg list の出力内容が以下のとおりであるとします。
Product: va400 (IBM WebSphere Development Tools for AS/400 Help System) Writable directory: C:\Program Files\IBM\WDT400\help No update files for this product Comp: qadtswin (WebSphere Development Tools for AS/400) Zip file: C:\Program Files\IBM\WDT400\help\qadtswin.zip Index: va45uadt ...
この場合、製品名は va400 です。ご使用の製品の項目があれば、vahcfg regen コマンドを使用してヘルプを再構成することができます。使用している製品の項目がない 場合は、 vahcfg install コマンドを使用してヘルプを再構成する必要があります。どちらの方法についても、本セクションで後ほど説明します。
vahcfg regen または vahcfg install を実行するには、その前に、ドキュメンテーション・ディレクトリーのあるディスクに製品ヘルプの検索索引が書き込めるだけの十分なフリー・スペースも用意しておく必要があります。これらの索引は、ドキュメンテーション・ディレクトリーの *.zip ファイルから抽出され、 vahcfg プログラムによってドキュメンテーション・ディレクトリーのサブディレクトリーに書き込まれます。一般的に、最低でも、ドキュメンテーション・ディレクトリーで zip ファイルが使用しているスペースと同じ容量のフリー・スペースがディスク上に必要です。
vahcfg regen を実行するには、次のコマンドを発行します。
vahcfg regen /p prodname /f %IMNINSTSRV%
ここで、prodname は vahcfg list の実行時に書き留めた製品名と同じです。
vahcfg install を実行するには、次のコマンドを発行します。
vahcfg install /w docdir /f %IMNINSTSRV%
ここで、docdir は、製品のヘルプ・ファイルが入っているディレクトリーの絶対パスです。このディレクトリーの中にスペースが含まれる場合は (たとえば、c:\Program Files\IBM\... など)、ディレクトリー・パス全体を引用符を囲んでください。
インストールまたは再生成 (数分かかることがあります) の後で、ヘルプを再ロードしてみます。解決しようとした問題が引き続き発生する場合は、 6.5 vahcfg regen または vahcfg install からのログ・ファイルの取得に記述されたステップを実行して、IBM サポートに連絡し、 IBM サポートにそのログ・ファイルを送信してください。
vahcfg regen または vahcfg install を使って製品のヘルプの再生成やインストールを試みたものの、ヘルプの問題が解決しなかった場合、次のことを実行してログ・ファイルを作成してください。 IBM サポート・センターは、このログ・ファイルを使って問題を詳しく診断することができます。
これで、IBM サポート・センターに生成されたログ・ファイルを送ることができます。
一部の初期のバージョンの vahcfg はログ・ファイルを生成しないので注意してください。ログ機能をサポートしないバージョンでは、すべての出力が画面に表示されます。ログ機能をサポートするバージョンでは、ログ情報が記録された場所を示すメッセージが表示されます。
NetQuestion 検索システムは、全体の中から一致するものを非常に高速に検出しますが、総称検索照会は多くの場合時間がかかります。ストリング a* に一致するものを検索した場合、検索システムは文字 a で始まる語を 1 つでも含んでいる文書はすべて検索しなければならないため、時間が長くかかります。しかし、特定したものを検索する場合には、長くても数秒以内に検索結果を得ることが期待できます。検索に極端に時間がかかる (たとえば 1 分を超える) ような場合は、 Windows 2000 システム上での Netscape Navigator 4.5 以降の使用に関連した問題である可能性があります。 (この問題は一部の Windows NT システムでも生じます。)
一部の Windows 2000 マシンでは、Netscape (バージョン 4.5 から 4.74、およびその他の可能性もある) で、オンライン・ヘルプの検索が極端に遅いという問題が分かっています。これらのバージョンの Netscape から検索フォームを実行依頼すると、 Netscape アプリケーションはリモート・システムから応答を受け取るまで、ユーザーのマシンの使用可能なプロセッサー・サイクルの大部分を使用してしまいます。 (これを検証するには、このような検索の際に Windows の「タスク マネージャ」ページを開き、「プロセス」タブに切り替えて CPU 列のヘッダーをクリックします。ここで説明しているような問題が発生している場合、このリストの一番上に netscape.exe が表示され、CPU 時間の 97-99% を使用しているはずです)。
この CPU 使用量は、(Web サイトなどで) リモート検索を行っている ときには、通常、問題ではありません。しかし、製品の検索プログラムはユーザー自身のローカル・マシンで実行されているため、 Netscape がこれほど多くの CPU 時間を使用してしまうということは、検索プログラムが検索を実行するための CPU 時間がほとんど残されていないということです。その結果、短時間のうちに戻るべき検索アクションが、Windows 2000 では数分かかってしまうという状況が発生することになります。
Windows 2000 におけるこのパフォーマンス上の問題を回避するには、検索を実行依頼した後、Netscape 以外の別のウィンドウをその都度選択してください。通常はこうすることで Netscape が応答待機中に過度の CPU サイクルを使用することがなくなり、このウィンドウ切り替えを行った数秒後には検索結果が表示されるようになります。同様の手法は Windows NT でも有効ですが、常に効果があるとは限りません。
また、Microsoft Internet Explorer ではこのパフォーマンス上の問題は発生しないため、代わりに、Microsoft Internet Explorer ブラウザーを使用してヘルプを表示するという方法もあります。
ご使用のブラウザーからヘルプ・システム検索を実行するときに、次のエラー・メッセージのいずれかを受け取ることがあります。
このことは次の 2 つの状態で生じる可能性があります。
戻りコード 73 は、一般的には、検索要求が実際に空であるために戻されるのではなく、検索要求がストップワードだけで構成されている場合にのみ戻されます。検索ストリングが明らかに空でない (またストップワードのみの検索でもない) ときに、検索要求が空であることを示すメッセージの発生を確実に再現できる場合は、検索フォームが壊れているおそれがあります。IBM サポート・センターに問い合わせるときには、製品ヘルプのディレクトリー (普通は INSTALL_DIR \doc または INSTALL_DIR \help) から hgssrch.htm と hgcsrch.htm の検索フォームを探して、これらの検索フォームをサポート担当者に渡すようにしてください。
検索を試行したときに、その他の多くのエラー・メッセージが表示されることがあります。次のエラーのいずれかが表示された場合は、IBM サポート・センターに問い合わせる前に、推奨処置を試してみてください。
原因: ヘルプ・クライアントが検索サービスを始動できませんでした (あるいは、Component Broker の場合、ログオン時に検索サービスを自動的に始動するようにセットアップされていません)。 このエラーは、ローカル・マシン (http://localhost:49213) で検索している場合でも、リモート・ヘルプ・サーバーで検索している場合でも、生じる可能性があります。
推奨処置 (ローカル・ヘルプ):
ユーザーのログオン時に検索サービスが自動的に始動するように、 3.1 HTTPDL.EXE が実行されていない、および特に自動始動レジストリー項目のインポートに関するセクションを参照してください。緊急の回避策としては、コマンド・プロンプトを開いて、次のコマンドを入力します。
imnss start serverこのコマンドが、
The search service has been started.(検索サービスが始動されました。)上記のようなメッセージを戻した場合、次からは、rc=33 エラーが発生することなく、検索を実行できるはずです。
推奨処置 (リモート側で提供されるヘルプ):
マシンをリブートしてから現在だれもそのマシンにログオンしていないため、サーバー・マシンの NetQuestion 検索プロセスが稼働していない可能性があります。 14.0 ブート時の NetQuestion 検索サーバーの始動を参照してください。
原因: 検索プログラムが、検索要求で、有効な索引名をなにも受け取りませんでした。検索フォームが壊れてしまった、指定された索引がもはや登録されていない、あるいは NetQuestion のインストールに問題がある、という可能性があります。
推奨処置: まず、製品ヘルプのディレクトリー (INSTALL_DIR \doc または INSTALL_DIR \help) から hg*.htm ファイルをすべて削除します。次に、製品のヘルプの再構成を行います。問題が引き続き発生する場合は、 NetQuestion の再インストールを行ってから、もう一度製品のヘルプを再構成する必要があります。
原因: 検索フォームが、存在しない検索フォーム・ヘッダーまたはフッターを指定しました (HTML フラグメントを含むファイルが検索結果の上または下に置かれます)。
推奨処置: 詳しくは、 4.2 検索を実行しようとしたときの「File Not Found (ファイルが見付かりません)」エラー を参照してください。
原因: 一致するワードが多すぎる検索照会が入力されました。検索エンジンは、1024 を超えるワードに一致する照会は処理できません。たとえば、検索ストリング "a* b* c* d*" (引用符は 指定しない) を入力すると、a、b、c、または d の文字のいずれかで始まるワードを含むすべての文書を検索することになります。このような検索基準では一致するワードが多すぎるため、検索エンジンは、検索でヒットしたものを意味のあるようにソートしたリストを作成することができません。そのため、検索エンジンはこのような検索は試みません。
推奨処置: ヒットするワードが少なくなるように検索要求を入力してください。
原因: 論理的に有効ではない検索照会が入力されました。たとえば、検索照会の "-java" (java というワードを含まないすべての文書を表示する) は無効と見なされます。
推奨処置: 禁止されていない用語が最低でも 1 つは入っている検索要求を入力してください。
原因: 検索プログラムが、正常な検索処理に必要な環境変数を読み取れないときに、このエラーが生じる可能性があります。 NetQuestion の HTTPDL.EXE Web サーバー以外の Web サーバーでヘルプを実行するように構成した場合、いくつかの環境変数を検索 CGI (検索フォーム内部の <form> タグの "action=" パラメーターから起動されるプログラム) から確実に認識できるようにするために、Web サーバーの設定変更が必要になることがあります。Web サーバーの中には、システム環境変数はデフォルトでは隠しているものもあります。検索 CGI がアクセスする必要のある変数は IMNINSTSRV と IMNINST です。Netscape Enterprise Server は、デフォルトで環境変数を隠す Web サーバーの一例です。
推奨処置: 上記の環境変数を Web サーバー CGI アプリケーションに手動でエクスポートするか、あるいはローカル環境変数すべてを CGI から認識できるように、Web サーバーの設定を変更してください。Netscape Enterprise Server では、次のステップを実行すると設定を変更できます。
set imn
システムは、IMNINST 変数と IMNINSTSRV 変数の設定値を戻すはずです。たとえば、次のようになります。
IMNINST=help IMNINSTSRV=C:\IMNNQ_NT
Init fn="init-cgi" IMNINSTSRV=c:/imnnq_nt Init fn="init-cgi" IMNINST=help
「WARNING: The configuration files have been edited by hand. Use this button to load the latest configuration files. (警告: 構成ファイルが手動で編集されました。このボタンを使って最新の構成ファイルをロードしてください。)」
「構成ファイルのロード (Load Configuration files)」をクリックします。
その他の Web サーバーの場合、環境変数を CGI アプリケーションから認識できるようにする方法については、Web サーバーの資料を参照してください。
原因: rc=32 のエラー、または NETQ.CFG ファイルに言及するエラーは、NetQuestion が製品索引に正しくアクセスできないときに生じます。このエラーは、NetQuestion システムや特定の索引が壊れてしまったために起こったり、リブート後の特定の索引に対する最初の検索でのみ起こることがあります。このエラーの一部のフォームのメッセージは NETQ.CFG ファイルに言及していますが、このファイルは実際には存在しないことに注意してください。つまり、このエラーは別の NetQuestion 索引構成ファイルに関する問題を指しています。
推奨処置: 次に説明するように、問題の考えられる原因を判別し、訂正してください。
検索が rc=76 エラー・メッセージで戻る場合、1 つまたは複数の検索索引のリセットが必要になることがあります。次のステップを実行して、索引をリセットしてください。
NetQuestion をアンインストールしてから再インストールして、 VisualAge Help System を使う製品のヘルプを再構成することが、ヘルプを正常に機能させるための唯一の方法となることもあります。 NetQuestion のアンインストールは、VisualAge Help System を使用しない製品 (IBM DB2 など) が使用する検索索引を除去するおそれがあるため、NetQuestion を再インストールした後でこれらの製品のヘルプが検索できなくなる可能性があることに注意してください。検索索引を復元するためには、問題の製品の再インストールが必要になることがあります。
以下の説明では、すべてのコマンドをコマンド・プロンプトから発行します。まず、 NetQuestion インストール・ディレクトリー を判別する必要があります。
NetQuestion ディレクトリーに入っている NetQuestion アンインストール・プログラムの uninstnq.exe は、索引がなにも登録されていない場合に限り NetQuestion を除去します。ます、IBM VisualAge Help System を使用する製品のそれぞれに対して vahcfg remove コマンドを発行して、これらの製品で登録されたすべての索引を除去することができます。以下のステップを実行してください。
これらのすべての製品を除去した後で、次のコマンドを入力すると、ほかの製品用に索引がまだ登録されているかどうかをチェックすることができます。
imnixlst
表示されるリストに DB2、CXX、または VAC で始まる項目が含まれている場合、おそらく、DB2、IBM C および C++ コンパイラー、または VisualAge C++ 4.0 などの、VisualAge Help System を使わない製品で登録された索引が含まれています。手動による NetQuestion のアンインストールを続行した場合、これらの索引を失うことになります。そのため、再びこれらの製品のヘルプを検索するために、それぞれの製品の再インストールが必要になることがあります。このような索引がリスト上にある場合は、該当する製品の検索機能を失ったり、それらの製品を再インストールしたりするための準備を整えてから、次のようにして残りの索引の削除を続けます。
IVJ3、VJ32、IWZ、または VA45 で始まる名前の索引がリストされている場合、これらの索引を削除しても大丈夫です。というのは、後で vahcfg install を使うと復元できるからです。
NetQuestion のエラーが原因で残りのすべての索引を削除できない場合には、NetQuestion を手動で除去する必要があります (後述の 11.4 のセクションを参照)。
uninstnq コマンドを発行してから、 NetQuestion ディレクトリーがほとんど空になるまでには数分かかります。ディレクトリーには、imn* や imq* で始まるファイルは 1 つもなくなるはずです。場合によっては、これが完了するまでに最長で 10 分ほど待たなければならないこともあります。10 分が過ぎてもディレクトリーに imn* ファイルや imq* ファイルがまだ残っている場合、検索サービスで登録されている索引がまだある可能性 (この場合はセクション 11.2 に戻る)、あるいは NetQuestion インストールが破壊されている可能性 (セクション 11.4 に進む) があります。それ以外の場合は、リブートしてセクション 11.5 に進みます。
uninstnq.exe を使って NetQuestion を除去できない場合、次のように手動で NetQuestion を除去することができます。
環境変数の変更または除去を行うには、下記のプラットフォーム固有のステップを実行します。
NetQuestion を再インストールするには、製品 CD または NetQuestion インストール zip ファイル (IBM サポート・センターから入手) が必要になります。以下の製品は、それぞれの製品 CD 上に NetQuestion のインストール可能コピーを組み込んでいます。
上記以外の製品の場合、ntq_sbcs.iss という名前のファイルを検索することにより、CD に NetQuestion のインストール可能コピーが含まれているかどうかを判別することができます。このファイルが含まれているディレクトリーには、NetQuestion インストールを開始できる setup.exe ファイルが入っているはずです。
IBM からインストール zip ファイルを受け取った場合は、一時ディレクトリーにそのファイルを解凍します。
NetQuestion のインストール可能コピーを入手したら、次のステップを実行してください。
(セクション 11.1 での指示通りに vahcfg remove を使って) ヘルプ・システムから手動で除去したそれぞれの製品ごとに、6.0 ヘルプの再構成で説明したように vahcfg install を実行します。これで、製品のヘルプの表示と検索が行えるようになるはずです。エラーが続く場合は、この資料のほかのセクションをチェックして可能な解決法がないかどうか調べるか、IBM サポート・センターにお問い合わせください。
ご使用の製品のユーザー・インターフェース内部からヘルプを立ち上げられない場合、アイコンを作成し、そのアイコンをダブルクリックすることでヘルプを立ち上げられるようにすることができます (そうすると、問題解決のための作業をしているときに、最低でもヘルプを使うことができます)。
注
製品のヘルプを立ち上げるショートカットを作成するには、以下を行います。
instance "INSTALL_DIR \DOC_DIR \CONFIG_FILE " open index.htm
ここで、INSTALL_DIR は製品のインストール先のディレクトリー、DOC_DIR は通常は doc または help、CONFIG_FILE は製品ヘルプの構成ファイル名です (VisualAge for Java の場合は ivjhlp.cfg です。その他の製品のディレクトリーと構成ファイル名の判別方法については、 2.0 ヘルプを開始してもなにも起きないを参照してください)。パスにスペースが含まれている場合は、必ず、構成ファイルへの絶対パスを引用符で囲んでください。
作成したアイコンを「スタート」メニューに追加するには、そのアイコンを右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューから「コピー」を選び、次に Windows エクスプローラ で Windows インストール・ディレクトリー内を ...\Profiles\All Users\スタート メニューまで移動し、そのディレクトリーまたはその適当なサブディレクトリーにアイコンを貼り付けます。
Windows NT または Windows 2000 Web サーバーに、ヘルプ・システムをインストールして構成することができます。そうすると、組織のほかのメンバーは、それぞれのワークステーションにインストールした NetQuestion コードとヘルプ・システム・コードを使用しなくても、ネットワークを介してオンライン・ヘルプの表示と検索を行うことができます。
製品の注
このネットワーク・インストールを実行するには、Microsoft Peer Web Services (PWS) や Microsoft IIS などの Web サーバー・ソフトウェアをサーバーにインストールしておかなければなりません。 Web サーバーには scripts ディレクトリーがあるはずです。 (PWS と IIS では、scripts ディレクトリーは通常は x:\inetpub の下に置かれています。) サーバー・ソフトウェアをインストールしたら、次のステップを完了します。
vahwebx.exe vahwebx.cat vahelp.cfg *foot.htm *head.htm *henus.htm
最初の 3 ファイルは必須です。それ以外のファイルは、ファイルが存在する場合にはコピーする必要がありますが、NetQuestion ディレクトリーに入っていない場合には、x:\inetpub\scripts ディレクトリーに入れる必要はありません。
HTML_HOSTNAME=server.city.domain.organization CGI_BIN_DIR=scripts START_LITE_DAEMON=0 START_NETQ_DAEMON=0
これで、ユーザーは IBM アプリケーションで、F1 を押したり、「ヘルプ (Help)」メニュー項目を選択するだけで、サーバーが提供するヘルプにアクセスできるはずです。また、次の URL を使ってヘルプにアクセスすることもできます。
http://YourHostname/scripts/vahwebx.exe/help/prodname/Extract/0/index.htm
ここで、prodname は次のものになります。
後からサーバー・システムで vahcfg install または vahcfg regen を実行する場合には、上記ステップ 3 のマッピング・ファイルの編集をもう一度行う必要があります。
製品ヘルプの構成ファイルがサーバーを指すように、各ユーザーが変更を行っておくと、製品ヘルプのディレクトリーから、検索索引ファイルだけでなく *.toc ファイル、*.htm ファイル、および *.zip ファイルのすべてを削除する次のコマンドを安全に実行することができます。
vahcfg remove /p prodname /f %IMNINSTSRV%
また、*.toc ファイル、*.htm ファイル、および *.zip ファイルを手動で単純に削除することもできますが、この方法では製品ヘルプのディレクトリーの下にある索引ディレクトリーが削除されないため、索引ディレクトリーを手動で削除することも必要になります。
ネットワーク・ヘルプ構成でサーバーを構成している場合は、このセクションではなく、 14.0 ブート時の NetQuestion 検索サーバーの始動を参照してください。
ログオン時に HTTP サーバーと検索サーバーが始動するように設定するには、システムに 2 つのレジストリー項目を設定します。これらの項目を設定するには、次のステップを実行します。
REGEDIT4 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run] "IMNNQ"="nqdetach.exe imnss.exe start server" "IMNNQ NetQ Web Server"="nqdetach.exe httpdl.exe -r %IMNINSTSRV%\\httpd.cnf"
これにより、2 つの項目がレジストリーにインポートされます。次回、ユーザーがログオンする (あるいは Windows 95、Windows 98、または Windows ME でリブートする) ときに、サーバーは自動的に始動するはずです。
ヘルプの構成が、ユーザー専用のマシンではなくサーバーから送達されるネットワーク・ヘルプ構成である場合、リモート・マシンでの検索実行時に問題が生じる可能性があります。(製品のインストールの際、あるいは 13.0 NetQuestion サーバーの自動始動のステップの実行後) NetQuestion の検索デーモンが自動的に始動するようにセットアップしても、実際にはユーザーがサーバー・マシンにログインするまで、そのデーモンは始動しません。これは、システムがリブートしてからマシンのユーザーが最初にログオンするまでは、検索デーモンが稼動していないということです。 しかし、Windows タスク スケジューラ を使うと、ブート時に検索デーモンを始動することができます。このセクションの説明は、ヘルプを提供するマシンに当てはまります。
注: ネットワーク・ヘルプ構成を使用していない場合、このセクションのステップを実行する必要はありません。
まず、NetQuestion インストール・ディレクトリーを判別してください。また、一部のレジストリーは手動でクリーンアップします。ログオン時に NetQuestion 検索デーモンを始動する項目がレジストリーに含まれていることがありますが、ブート時にそのデーモンを始動するつもりであれば、そのレジストリー項目は不要です。レジストリーをクリーンアップするには、次の手順で行います。
これで、Windows がサーバーをブート時に始動するように設定することができます。まず、Microsoft Windows タスク スケジューラが、ヘルプ・サーバーとして動くマシンにインストールされているかどうかをチェックします。
ヘルプ・サーバーで NetQuestion 検索サーバーがブート時に始動するようにセットアップするには、次のようにします。
注: ヘルプ・サーバー・マシンのリブート後、ログイン画面が表示されてから Windows が検索サーバーを始動するまでに、1 分またはそれ以上かかる可能性があります。
コマンド・プロンプトを開いて次のコマンドを入力すると、NetQuestion インストール・ディレクトリーの場所を判別することができます。
set IMNINSTSRV
戻されるディレクトリーが NetQuestion インストール・ディレクトリーです。変数が設定されていない場合、Windows レジストリーを調べてインストール・ディレクトリーを判別することができます。コマンド・プロンプトで regedit と入力し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\IBM\NetQuestion\CurrentVersion\Installation Directory のキーまでレジストリー項目を展開します。このキーの "Directory" 項目が NetQuestion インストール・ディレクトリーを示しているはずです。
Windows 95、Windows 98、および Windows ME では、IMNINSTSRV 環境変数が設定されていないもののレジストリーからディレクトリーを検出できる場合に、ご使用の autoexec.bat ファイルの編集が必要になることがあります。(Windows Millennium Edition でこの状態になった場合には、 17.0 Windows Millennium Edition の特殊考慮事項を参照してください。) NetQuestion インストール・プロセスでは、NetQuestion ディレクトリーに保管されているバッチ・ファイル imnenv.bat を呼び出すコマンドを autoexec.bat に追加しておく必要があります。追加するコマンドは次のようになります。
if exist _NETQ_DIR_\imnenv.bat call _NETQ_DIR_\imnenv.bat
この行がなかったり、_NETQ_DIR_ が誤ったディレクトリーを指している場合は、正しい NetQuestion ディレクトリーを指定して行を追加してください。また、autoexec.bat 内で呼び出されるバッチ・ファイル imnenv.bat が実際に存在することと、別の NetQuestion ディレクトリーではなく現行ディレクトリーを指す項目がこのバッチ・ファイルに含まれていることも検査してください。imnenv.bat の内容は次のようにします。
@echo off set IMNINSTSRV=_NETQ_DIR_ set IMNINST=help set PATH=PATH;%IMNINSTSRV%
ブラウザーまたはコマンド行からヘルプを起動できない場合には、 HTML ファイルのファイル関連付けの設定が適切でない可能性があります。ヘルプ・システムのクライアント・コードは、ファイルの関連付けに基づいてデフォルトのシステム・ブラウザーを判別するのに、レジストリー項目を使用します。ファイルの関連付けは、レジストリ エディタを使用して次のようにチェックします。
このような項目が見つからない場合には、次のようにして追加することができます。
Netscape Communicator の場合:
user_pref("browser.wfe.ignore_def_check", true);
Internet Explorer の場合:
Windows Millennium Edition を使っている場合、NetQuestion 環境変数をロードするように autoexec.bat を変更しても、リブート後には無効になるおそれがあります。つまり、変更内容がリブート後に消える可能性があります。このため、NetQuestion 環境変数が定義されないままになり、次のような障害が生じるおそれがあります。
リブート後に、環境変数が正しく設定されているかどうかをチェックすれば、それがヘルプの問題の原因かどうかを判断できます。環境変数が設定されていない場合には、Windows システム・ディレクトリー内の msconfig.exe プログラムを使って次の環境変更を行うことができます。
Component Broker は、VisualAge Help System のクライアント部分、つまりユーザー・インターフェースの F1 または「ヘルプ (Help)」メニュー処理からヘルプを立ち上げる部分を使用しません。このことは、次の 2 つの重要な意味を持ちます。
Component Broker の場合、doc\readme ディレクトリー内にヘルプのトラブルシューティングに関する追加情報があります。
インストールされたヘルプの一部または全体が、中国語 (簡体字) (ロケール zh_CN)、台湾語 (zh_TW)、韓国語 (ko_KR)、または日本語 (ja_JP) で作成されているシステムでは、vahcfg コマンドと NetQuestion コマンドを次のように変更する必要があります。
vahcfg regen /p vj32 /f %IMNINSTSRV% /l ja_JP
ロケールの組み込みに失敗すると、それが原因で、検索索引と NetQuestion 検索システムが壊れるおそれがあります。
SBCS コマンド | DBCS コマンド |
imnixlst | imqixlst |
imnixdel | imqixdel |
imnss start server | imqss -start dbcshelp |
これらの変更が必要なのは、NetQuestion が 1 バイト検索システム用と 2 バイト検索システム用に別々の実行可能ファイルとサーバーを使用するためです。