Platform SDK: DirectX

DirectPlay Simulator

説明

DirectPlay Simulator ツールは、ネットワーク アプリケーションの堅牢性をテストするための擬似環境を提供する。高速なローカル エリア ネットワーク上で低帯域幅または遅延時間の長い接続をシミュレートし、任意またはプログラミングされたメッセージ転送の失敗を生成することができる。

パス

実行可能ファイルと DLL: (SDK ルート)\Samples\Multimedia\DPlay\Bin

DPSimcfg.exe は、このツールを構成するために使われる。ツールの機能は DPSim.dll に含まれている。このファイルを Windows システム ディレクトリにコピーする必要がある。

ユーザーズ ガイド

DPSimcfg.exe は、DirectPlay Simulator によって使用されるレジストリ パラメータを構成するために利用される。また、サービス プロバイダのレジストリ エントリを追加または削除することによって、DirectPlay Simulator を起動または停止させる。DirectPlay Simulator がアクティブなときは、それをサービス プロバイダのリストから選択できる。DirectPlay Simulator は、TCP/IP サービス プロバイダ上に実装される。

以下の操作モードを切り替えるには、矢印ボタンをクリックする。

通信が始まってから一定の期間 (ミリ秒) が経過するまでパケットのドロップが発生しないように指定したり、一定の期間 (ミリ秒) が経過するまでパケットのドロップを継続するように指定することができる。これらの期間を定義するには、[Start After] テキスト ボックスと [Stop After] テキスト ボックスに値を入力する。[Stop After] テキスト ボックスの値がゼロの場合、パケットのドロップは無限に実行される。

メッセージのドロップを確実に実行するには、[Drop Guaranteed] チェック ボックスをオンにする。

送信メッセージと受信メッセージの両方に遅延時間を設定するには、[Latency] をクリックする。スライダを使って、遅延時間をミリ秒単位で設定する。それぞれの遅延時間は、+/- 同じ配分で可変レンジになっている。

 :  スライダ コントロールを細かく調整するには、スライダ コントロールをクリックし、方向キーを使用して値を増加または減少させる。

遅延時間ではなく、シミュレートする帯域幅を選択するには、[Bandwidth] をクリックしてテキスト ボックスにボー レートを入力するか、または矢印ボタンをクリックしてボー レートを選択する。

[Activate] をクリックして、DirectPlay Simulator をサービス プロバイダとして利用できるようにする。