Platform SDK: DirectX

D3DXMatrixAffineTransformation

D3DXMatrixAffineTransformation 関数は、アフィン トランスフォーム行列を構築する。

D3DXMATRIX* D3DXMatrixAffineTransformation(
  D3DXMATRIX* pOut,
  float scaling,
  const D3DXVECTOR3* pRotationCenter,
  const D3DXQUATERNION* pRotation,
  const D3DXVECTOR3* pTranslation
); 

パラメータ

pOut
演算結果である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。
scaling
スケーリング係数
pRotationCenter
回転の中心を識別する点である D3DXVECTOR3 構造体へのポインタ。この引数が NULL の場合、それは単位元として処理される。
pRotation
回転処理を指定する D3DXQUATERNION 構造体へのポインタ。この引数が NULL の場合、それは単位元として処理される。
pTranslation
変換方法を表した D3DXVECTOR3 構造体へのポインタ。この引数が NULL の場合、それは単位元として処理される。

戻り値

アフィン トランスフォーム行列である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。

注意

D3DXMatrixAffineTransformation 関数は、Ms * Mrc-1 * Mr * Mrc * Mt 式によりアフィン トランスフォーム行列を算出する。ここで、Ms はスケール行列、Mrc は回転行列の中心、Mr は回転行列、Mt はトランスフォーム行列である。

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。このように、D3DXMatrixAffineTransformation 関数を別の関数のパラメータとして使用できる。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以上が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  バージョン : DirectX 7.0 が必要。
  ヘッダー : d3dxmath.h で宣言。
  ライブラリ : d3dx.lib を使用。