Platform SDK: DirectX |
3D レンダリングのパフォーマンスを良くするために Direct3D 直接モードを使用する場合、Direct3DX ユーティリティ ライブラリを使用すれば即座にそれに取りかかることができる。開発者が、そのタスクの中でもパフォーマンス関係やアプリケーション特有のタスクに集中したいとき、ユーティリティ ライブラリを利用すれば生産性が向上する。Direct3DX ユーティリティ ライブラリを使用すれば、次のタスクが簡易化される。
そのため、Direct3D 直接モードを基にしたタスク エンジンがある場合に、いくつかのヘルパー機能を追加しなければならないとき、Direct3DX ユーティリティ ライブラリが実用的な選択肢となる。
一般に、ユーティリティ ライブラリの各コンポーネントは再利用可能、また互換可能なように設計されている。たとえば、Direct3DX ユーティリティ ライブラリで作成されたオブジェクトだけでなく、任意の Direct3DDevice オブジェクトや DirectDrawSurface オブジェクトでもスプライトを使用できる。同じように、Direct3DX ユーティリティ ライブラリにより提供されているその他の機能を使用しなくても、算術関数や形状作成アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を使用できる。
最後に、Direct3D 以外のグラフィック API を基にしたアプリケーションやゲームをポーティングする場合は、Direct3DX ユーティリティ ライブラリで提供されている機能を使えばより簡単に移行できる。