DMUS_INSTRUMENT
DMUS_INSTRUMENT 構造体は、DLS ダウンロード チャンク内の楽器定義によって構成されている。
typedef struct {
ULONG ulPatch;
ULONG ulFirstRegionIdx;
ULONG ulGlobalArtIdx;
ULONG ulFirstExtCkIdx;
ULONG ulCopyrightIdx;
ULONG ulFlags;
} DMUS_INSTRUMENT;
- ulPatch
- 楽器のパッチ番号。
- ulFirstRegionIdx
- 楽器内の最初のリージョンチャンク (DMUS_REGION を参照) のインデックス。これは常に 1 つのリージョンとすべきであるが、将来のシンセサイザ アーキテクチャとの互換性を考慮して、このメンバの値を 0 にすることも認められる。
- ulGlobalArtIdx
- DMUS_OFFSETTABLE 構造体内にある、音色のグローバル アーティキュレーション チャンク (DMUS_ARTICULATION を参照) のインデックス。この値が 0 の場合、この楽器にはグローバル アーティキュレーションがない。
- ulFirstExtCkIdx
- DMUS_OFFSETTABLE 構造体内にある、最初の拡張チャンク (DMUS_ARTICULATION を参照) のインデックス。DirectMusic が認識していない新しいチャンクを追加するために使われる。この値が 0 の場合、この楽器にはサードパーティの拡張が関連付けられていない。
- ulCopyrightIdx
- DMUS_OFFSETTABLE 構造体内にある、オプションの著作権チャンク (「DMUS_COPYRIGHT」を参照) のインデックス。この値が 0 の場合、この楽器には著作権情報が関連付けられていない。
- ulFlags
- 楽器の追加のフラグ。次のフラグが定義されている。
- DMUS_INSTRUMENT_GM_INSTRUMENT
- この楽器は General MIDI 標準の楽器である。パッチが重複している場合、GM 楽器の優先順位は必ず他の DLS 楽器より低くなる。たとえば、パッチ 0 を指定して GM 楽器をダウンロードし、同じくパッチ 0 を指定して GM 以外の楽器をダウンロードした場合、再生の際に必ず GM 以外の楽器が選択される。
Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
ヘッダー : dmdls.h で宣言。