Platform SDK: DirectX

DDDEVICEIDENTIFIER2

DDDEVICEIDENTIFIER2 構造体は、デバイス情報を取得する IDirectDraw7::GetDeviceIdentifier メソッドに渡される。

typedef struct tagDDDEVICEIDENTIFIER2 {
    char    szDriver[MAX_DDDEVICEID_STRING];
    char    szDescription[MAX_DDDEVICEID_STRING];
    LARGE_INTEGER  liDriverVersion;
    DWORD   dwVendorId;
    DWORD   dwDeviceId;
    DWORD   dwSubSysId;
    DWORD   dwRevision;
    GUID    guidDeviceIdentifier;
    DWORD   dwWHQLLevel;
} DDDEVICEIDENTIFIER2, * LPDDDEVICEIDENTIFIER2;

メンバ

szDriver
ドライバの名前。
szDescription
ドライバの記述。
liDriverVersion
ドライバのバージョン。全 64 ビットより少ないか多いかを正当に比較する。この要素を使用して疑わしいドライバを識別する場合は、注意して行うこと。この目的には guidDeviceIdentifier を使用する。

データは、次のフォームを取得する。

wProduct = HIWORD(liDriverVersion.HighPart)
wVersion = LOWORD(liDriverVersion.HighPart)
wSubVersion = HIWORD(liDriverVersion.LowPart)
wBuild = LOWORD(liDriverVersion.LowPart)
dwVendorId
メーカーの識別子。不明の場合は 0。
dwDeviceId
チップセットのタイプ識別子。不明の場合は 0。
dwSubSysId
サブシステムの識別子。通常、特定のボードを意味する。不明の場合は 0。
dwRevision
チップセットの改訂版レベルの識別子。不明の場合は 0。
guidDeviceIdentifier
ドライバ/チップセット組みの固有識別子。ドライバまたはチップセットへの変更を追跡して、グラフィックス サブシステムのプロファイルを作成し直す場合は、この値を使用する。また、特定の疑わしいドライバを識別する場合にも使用できる。
dwWHQLLevel
デバイス/ドライバのペアの Windows Hardware Quality Lab (WHQL) 認証レベル。

注意

szDriver szDescription の値は、ユーザーのためだけにある。異なる文字列が同じデバイスに関連していたり、異なるメーカーの同じドライバが異なって記述されることがあるため、これらの値は特定のドライバを識別するために使用するべきではない。

dwVendorIddwDeviceIddwSubSysId、および dwRevision メンバは特定のチップセットを識別するために使用できるが、細心の注意が必要である。

動作環境

  Windows NT/2000 :Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : ddraw.h で宣言。