移行部の使い方
あるセグメントを停止して次のセグメントを始める際に、耳障りな中断が突然発生することを防止するため、または音楽を終止形 (カデンツァ) へ移行するために、適切な移行部を提供する中間または終始のセグメントを作成するようコンポーザに指示できる。
[C++]
移行部セグメントの作成には、次の 2 つのメソッドを使用する。
どちらのメソッドもパラメータとして、コード マップ、コマンド、および一連のフラグを受け取る。
- コード マップは、通常どおり、セグメントのコード進行を定義するコード トラックを作成するために使用される。
- コマンドとして、DMUS_COMMANDT_TYPES 列挙型のいずれかを指定する。コマンドは、移行部セグメントのコマンド トラックで要求するパターンのタイプとして、通常のグルーブ パターンと装飾のどちらを使うかを決定する。セグメントを演奏する際に、スタイルから適切なパターンが選択される。
- DMUS_COMPOSEF_FLAGS からフラグを選択し、移行部の詳細、特にそのタイミングを定義する。DMUS_COMPOSEF_MODULATE フラグを使って、移行部をある調性から他の調性へ円滑に移行させる。2 番目のセグメントがない場合、無音への変調は不可能なので、このフラグは利用できない。
[Visual Basic]
移行部セグメントの作成には、次の 2 つのメソッドを使用する。
どちらのメソッドもパラメータとして、コード マップ、コマンド、および一連のフラグを受け取る。
- コード マップは、通常どおり、セグメントのコード進行を定義するコード トラックを作成するために使用される。
- コマンドとして、CONST_DMUS_COMMANDT_TYPES 列挙型のいずれかを指定する。コマンドは、移行部セグメントのコマンド トラックで要求するパターンのタイプとして、通常のグルーブ パターンと装飾のどちらを使うかを決定する。セグメントを演奏する際に、スタイルから適切なパターンが選択される。
- CONST_DMUS_COMPOSEF_FLAGS からフラグを選択し、移行部の詳細、特にそのタイミングを定義する。DMUS_COMPOSEF_MODULATE フラグを使って、移行部をある調性から他の調性へ円滑に移行させる。2 番目のセグメントがない場合、無音への変調は不可能なので、このフラグは利用できない。
移行部の長さは、通常 1 小節である。ただし、DMUS_COMPOSEF_LONG フラグが含まれる場合、およびコマンドが DMUS_COMMANDT_END で、スタイル内のエンド装飾が 1 小節より長い場合は例外である。