Direct3DRMAnimationSet2オブジェクトによって、Direct3DRMAnimation2オブジェクトをグループにまとめることができる。これで、アニメーションセット中のすべてのアニメーションが同じ時間パラメータを共有し、複雑に分割されたアニメーションの流れを簡単に再生できるようになる。アプリケーションは、Direct3DRMAnimationSet2.AddAnimationメソッドを使用してアニメーションをアニメーションセットに追加し、Direct3DRMAnimationSet2.DeleteAnimationメソッドを使用してそれを削除できる。アニメーションセットは、Direct3DRMAnimationSet2.SetTimeメソッドを呼び出すことで操作する。
Direct3DRMAnimationSet2インターフェイスのメソッドは、以下のグループにまとめることができる。
追加、削除、取得、ロード AddAnimation DeleteAnimation GetAnimations LoadFromFile 時間 SetTime
Direct3DRMAnimationSet2インターフェイスは、Direct3DRMObjectインターフェイスから次のメソッドを継承する。
AddDestroyCallback CloneObject DeleteDestroyCallback GetAppData GetClassName GetName SetAppData SetName
Direct3DRMAnimationSet2オブジェクトは、Direct3DRM3.CreateAnimationSetメソッドの呼び出しによって取得できる。
アニメーションをアニメーションセットに追加する。
構文
object.AddAnimation(aid As Direct3DRMAnimation2)
要素
- object
- Direct3DRMAnimationSet2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- aid
- アニメーションセットに追加するDirect3DRMAnimation2オブジェクト。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
アニメーションをアニメーションセットから削除する。
構文
object.DeleteAnimation(aid As Direct3DRMAnimation2)
要素
- object
- Direct3DRMAnimationSet2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- aid
- アニメーションセットから削除されるDirect3DRMAnimation2オブジェクト。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
アニメーションセット中のアニメーションを含む配列を取り出す。
構文
object.GetAnimations( ) As Direct3DRMAnimationArray
要素
- object
- Direct3DRMAnimationSet2オブジェクトを表すオブジェクト式。
戻り値
アニメーションセット中のアニメーションにアクセスできるようにするDirect3DRMAnimationArrayインターフェイスを返す。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
アニメーションセットをロードする。
構文
object.LoadFromFile(filename As String, id As String, options As CONST_D3DRMLOADFLAGS, loadTextureImplementation As Direct3DRMLoadTextureCallback3, userArgument As object, parentFrame As Direct3DRMFrame3)
要素
- object
- Direct3DRMAnimationSet2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- filename
- オブジェクトがロードされるソースへのポインタ。flagsパラメータが示すソースフラグによって、ファイル、リソース、メモリブロック、またはストリームを指定する。
- id
- ロードするオブジェクトの名前または位置へのポインタ。idが""の場合は、D3DRMLOAD_FIRSTにoptionsパラメータを設定する必要がある。Microsoft Visual Basic®は、Stringデータ型が指定されていても、ロードされる項目の位置を示すidパラメータの中のIntegerを解釈する。たとえば、idパラメータで1を指定すると、オブジェクトは1番目の位置にロードされる。
- options
- ロードオプションを示すCONST_D3DRMLOADFLAGS列挙型からの1つまたは複数の値。
- loadTextureImplementation
- Direct3DRMLoadTextureCallback3インターフェイス。これは、特別なフォーマットを必要とするオブジェクトが用いるテクスチャを読み出すときに使われる。テクスチャは、2で割れる幅と長さでなければならない。このパラメータにはNOTHINGを指定することができる。
- userArgument
- Direct3DRMLoadTextureCallback3インターフェイスに渡されるアプリケーション定義のデータ。
- parentFrame
- 親Direct3DRMFrameオブジェクト。この引数は、アニメーションセットのロードだけに影響する。xファイルからロードされたアニメーションが、xファイル中の親のないフレームを参照するときは、その親には、parentFrameがセットされる。ただし、xファイル中の任意のフレームをロードするように、LoadFromFileを使った場合には、parentFrameは、親のないxファイル中のフレームに対する親フレームとして使用されることはない。つまり、lpParentFrameは、アニメーションセットをロードしたときに限り使用される。parentFrameの値はNOTHINGにすることができる。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
注意
デフォルトでは、このメソッドはfilenameパラメータで指定されるファイルの最初のアニメーションセットをロードする。デフォルトでは、パースペクティブ補正がオンである。
アニメーションの現在の時間を設定する。
構文
object.SetTime(time As Single)
要素
- object
- Direct3DRMAnimationSet2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- time
- 新しい時間。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
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