アプリケーションは、マテリアルオブジェクトと互いにやり取りするためにDirect3DRMMaterial2インターフェイスのメソッドを使用する。
マテリアルでは、サーフェスがどのように光を反射するかを定義する。マテリアルには、放射プロパティと反射プロパティの2つの要素があり、その輝度は強度設定によって決まる。指数の値は反射するハイライトの鋭さを決め、5の値は金属の外観を与え、より大きい値はよりプラスチック的な外観を与える。
アプリケーションは、GetEmissiveとSetEmissiveメソッドを使用してマテリアルの放射を、GetSpecularとSetSpecularメソッドを使用して反射要素を、GetPowerとSetPowerメソッドを使用して指数を制御することができる。
Direct3DRMMaterial2オブジェクトは、SetAmbientが呼び出されるまで、オブジェクトの面の色をアンビエントの色として使用する。
Direct3DRMMaterial2インターフェイスのメソッドは、以下のグループにまとめることができる。
アンビエント GetAmbient SetAmbient 放射 GetEmissive SetEmissive 反射指数 GetPower SetPower 反射 GetSpecular SetSpecular
Direct3DRMMaterial2インターフェイスは、Direct3DRMObjectインターフェイスから次のメソッドを継承する。
Direct3DRMMaterialオブジェクトは、Direct3DRM3.CreateMaterialメソッドの使用によって取得される。
マテリアルの現在のアンビエント値を取得する。
構文
object.GetAmbient(r As Single, g As Single, b As Single)
要素
- object
- Direct3DRMMaterial2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- r
- アンビエントカラーの赤要素。
- g
- アンビエントカラーの緑要素。
- b
- アンビエントカラーの青要素。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
マテリアルの放射プロパティの設定を取得する。このプロパティの設定は、色とオブジェクトが発散する光の指数を示す。
構文
object.GetEmissive(r As Single, g As Single, b As Single)
要素
- object
- Direct3DRMMaterial2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- r, g, b
- 放射の赤、緑、青の色要素。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
参照
指定されたマテリアルでの反射指数を取得する。
構文
object.GetPower( ) As Single
要素
- object
- Direct3DRMMaterial2オブジェクトを表すオブジェクト式。
戻り値
反射指数の指数を示す値を返す。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
参照
マテリアルの反射ハイライトの色を取得する。
構文
object.GetSpecular(r As Single, g As Single, b As Single)
要素
- object
- Direct3DRMMaterial2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- r, g, b
- メソッドが制御を返すときの反射ハイライトの赤、緑、青の色要素。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
参照
マテリアルのアンビエント値を設定する。デフォルトは拡散色である。
構文
object.SetAmbient(r As Single, g As Single, b As Single)
要素
- object
- Direct3DRMMaterial2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- r
- アンビエントカラーの赤要素。
- g
- アンビエントカラーの緑要素。
- b
- アンビエントカラーの青要素。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
マテリアルの放射プロパティを設定する。
構文
object.SetEmissive(r As Single, g As Single, b As Single)
要素
- object
- Direct3DRMMaterial2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- r, g, b
- 放射の色の赤、緑、青要素。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
注意
このメソッドは、Direct3DRMMaterialInterpolatorオブジェクトに放射プロパティキーを追加するためにも使用する。
参照
マテリアルの反射指数の指数を設定する。
構文
object.SetPower(power As Single)
要素
- object
- Direct3DRMMaterial2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- power
- 新しい反射指数。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
注意
このメソッドは、Direct3DRMMaterialInterpolatorオブジェクトに反射指数キーを追加するためにも使用する。
参照
マテリアルの反射ハイライトの色を設定する。
構文
object.SetSpecular(r As Single, g As Single, b As Single)
要素
- object
- Direct3DRMMaterial2オブジェクトを表すオブジェクト式。
- r, g, b
- 反射ハイライトの色の赤、緑、青の各要素。
エラー値
エラーのリストについては、「Direct3D保持モードのエラー値」を参照すること。
注意
このメソッドは、Direct3DRMMaterialInterpolatorオブジェクトに反射カラーキーを追加するためにも使用する。
参照
トップに戻る
© 1999 Microsoft and/or its suppliers. All rights reserved. Terms of Use.