Platform SDK: DirectX |
IDirectSoundBuffer::GetPan メソッドは、左右のオーディオ チャンネルの相対ボリュームを示す変数を取得する。
HRESULT GetPan( LPLONG lplPan );
成功すれば DS_OK、失敗すれば次のエラー値のいずれかを返す。
DSERR_CONTROLUNAVAIL |
DSERR_INVALIDPARAM |
DSERR_PRIOLEVELNEEDED |
戻り値は DSBPAN_LEFT から DSBPAN_RIGHT の範囲で、100 分の 1 デシベル (dB) 単位で測定される。現在これらの値は、dsound.h 内でそれぞれ 10,000、-10,000 と定義されている。値 DSBPAN_LEFT は右チャンネルが 100 dB 減衰していることを意味する。値 DSBPAN_RIGHT は左チャンネルが 100 dB 減衰していることを意味する。中立値は DSBPAN_CENTER であり、0 と定義されている。lplPan が 0 であるとき、両方のチャンネルが最大ボリュームであることを意味する (どちらも 0 dB の減衰である)。DSBPAN_CENTER 以外の値はどれも、一方が最大ボリュームでもう一方が減衰していることを意味する。
パンの値が -2,173 のとき、左チャンネルは最大ボリュームで、右チャンネルは 21.73 dB 減衰していることを意味する。同様にパンの値が 870 のとき、左チャンネルは 8.7 dB 減衰しており、右チャンネルは最大ボリュームであることを意味する。DSBPAN_LEFT のパンは、右チャンネルが無音で、サウンドが左からのみ発生していることを意味する。一方、DSBPAN_RIGHT のパンは、左チャンネルが無音で、サウンドが右からのみ発生していることを意味する。
パン コントロールの効果は、ボリューム コントロールに累積される。
Windows NT/2000 : Service Pack 3 を適用した Windows NT バージョン 4.0 以降が必要。
Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
ヘッダー : dsound.h で宣言。
インポート ライブラリ : dsound.lib を使用。
IDirectSoundBuffer、IDirectSoundBuffer::GetVolume、IDirectSoundBuffer::SetPan、IDirectSoundBuffer::SetVolume