Platform SDK: DirectX

D3DXMatrixInverse

D3DXMatrixInverse 関数は、指定された行列の逆元を算出する。

D3DXMATRIX* D3DXMatrixInverse(
  D3DXMATRIX* pOut,
  float* pfDeterminant,
  const D3DXMATRIX* pM
); 

パラメータ

pOut
演算結果である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。
pfDeterminant
この関数が戻った後、このパラメータは指定された行列 pM の行列値である float 値をポイントしている。
pM
ソースの D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。

戻り値

指定された行列の逆元である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。

注意

行列の逆変換が失敗すると、D3DXMatrixInverse 関数から NULL が返される。ただし、pfDeterminant パラメータが NULL 以外の場合は pM の行列値が返される。

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。このように、D3DXMatrixInverse 関数を別の関数のパラメータとして使用できる。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以上が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  バージョン : DirectX 7.0 が必要。
  ヘッダー : d3dxmath.h で宣言。
  ライブラリ : d3dx.lib を使用。