Platform SDK: DirectX

DMUS_IO_SUBCHORD

DMUS_IO_SUBCHORD 構造体は、サブコードに関する情報を保持する。この構造体は、コード トラック リスト内で使われる。

typedef struct _DMUS_IO_SUBCHORD {
    DWORD   dwChordPattern; 
    DWORD   dwScalePattern; 
    DWORD   dwInversionPoints; 
    DWORD   dwLevels; 
    BYTE    bChordRoot;
    BYTE    bScaleRoot;
} DMUS_IO_SUBCHORD;
dwChordPattern
サブコード内の音符。下位 24 ビットはそれぞれ 1 つの半音を表し、最下位ビットはルート音である。ビットがセットされている場合、それに対応する音符はコード内に存在する。
dwScalePattern
スケール内の音符。下位 24 ビットはそれぞれ 1 つの半音を表し、最下位ビットはルート音である。ビットがセットされている場合、それに対応する音符はスケール内に存在する。
dwInversionPoints
スケール内で転回が発生できるポイント。ビットがオフになっている場合、それに対応する音程では音符を転回できない。たとえば、パターン 100001111111 は、陽音階 (メジャー スケール) の 5 度と 7 度を除き、どこでも転回が認められることを意味する。
dwLevels
このサブコードがサポートするレベル。特定の音色を異なったレベルに割り当て (たとえばコードのサブコードだけを演奏する)、サブコードをそれらのレベルにマップする手法としてこの値を利用することもできる。
bChordRoot
サブコードのルート音。0 は範囲内の最低音の C、23 は最高音の B である。
bScaleRoot
スケールのルート音。0 は範囲内の最低音の C、23 は最高音の B である。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : dmusicf.h で宣言。

参照

DMUS_SUBCHORD