Platform SDK: DirectX

DDCOLORCONTROL

DDCOLORCONTROL 構造体は、DirectDrawVideoPortObject、オーバーレイ サーフェス、またはプライマリ サーフェスに関連付けられたカラー コントロールを定義する。

typedef struct _DDCOLORCONTROL {
    DWORD   dwSize;
    DWORD   dwFlags;
    LONG    lBrightness;
    LONG    lContrast;
    LONG    lHue;
    LONG    lSaturation;
    LONG    lSharpness;
    LONG    lGamma;
    LONG    lColorEnable;
    DWORD   dwReserved1;
} DDCOLORCONTROL, FAR *LPDDCOLORCONTROL;

メンバ

dwSize
バイト単位の構造体のサイズ。このメンバは、構造体を使用する前に初期化しなければならない。
dwFlags
以下に、有効なデータを含む構造体メンバを指定するフラグを示す。構造体が IDirectDrawColorControl::GetColorControls メソッドによって返される場合、デバイスでサポートされるオプションも示す。
DDCOLOR_BRIGHTNESS
lBrightness メンバが有効なデータを含む。
DDCOLOR_COLORENABLE
lColorEnable メンバが有効なデータを含む。
DDCOLOR_CONTRAST
lContrast メンバが有効なデータを含む。
DDCOLOR_GAMMA
lGamma メンバが有効なデータを含む。
DDCOLOR_HUE
lHue メンバが有効なデータを含む。
DDCOLOR_SATURATION
lSaturation メンバが有効なデータを含む。
DDCOLOR_SHARPNESS
lSharpness メンバが有効なデータを含む。
lBrightness
IRE 単位 (× 100) で表す輝度。有効範囲は 0 から 10,000。デフォルト値は 750 (7.5 IRE)。
lContrast
IRE 単位 (× 100) で表す輝度における上と下の輝度の相対的差違。有効範囲は 0 から 20,000。デフォルト値は 10,000 (100 IRE)。コントラストを上げると、より暗い輝度は黒っぽくなり、より明るい輝度は白っぽくなる傾向がある。コントラストを下げると、すべての輝度が中間の輝度になるように変化する。
lHue
クロミナンス成分の位相関係。色相は度で指定される。有効範囲は -180 から 180。デフォルト値は 0。
lSaturation
IRE 単位 (× 100) で表すカラー強度。有効範囲は 0 から 20,000。デフォルト値は 10,000 (100 IRE)。
lSharpness
任意の単位の鮮明度。有効範囲は 0 から 10。デフォルト値は 5。
lGamma
輝度に適用されるガンマ修正量を制御する。有効範囲はガンマ単位で 1 から 500。デフォルト値は 1。
lColorEnable
色を使用するかどうかを示すフラグ。このメンバが 0 の場合、色は使用されない。このメンバが 1 の場合は色が使用される。デフォルト値は 1。
dwReserved1
将来的な使用のために確保されている。

動作環境

  Windows NT/2000 :Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  Windows CE : ddraw.h で宣言。