Platform SDK: DirectX

D3DXColorScale

D3DXColorScale 関数は、カラー値をスケーリングする。

D3DXCOLOR* D3DXColorScale( 
  D3DXCOLOR* pOut,
  const D3DXCOLOR* pC,
  float s 
); 

パラメータ

pOut
演算結果である D3DXCOLOR 構造体へのポインタ。
pC
ソースの D3DXCOLOR 構造体へのポインタ。
s
スケーリング係数。色を 4D ベクトルのように処理して、それをスケーリングする。s 値に制限値はない。s が 1 の場合、返される色はオリジナル カラーである。

戻り値

関数は、スケーリングされたカラー値である D3DXCOLOR 構造体へのポインタを返す。

注意

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。このように、D3DXColorScale 関数を別の関数のパラメータとして使用できる。

この関数は、指定された D3DXCOLOR 構造体の色成分に指定されたスケーリング係数を積算することで、スケーリングしたカラー値を算出する。

    pOut->r = pC->r * s;

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以上が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  バージョン : DirectX 7.0 が必要。
  ヘッダー : d3dxmath.h で宣言。
  ライブラリ : d3dx.lib を使用。

参照

D3DXColorLerpD3DXColorModulateD3DXColorNegative