DDVIDEOPORTCONNECT
DDVIDEOPORTCONNECT 構造体は、ビデオ ポート コネクションを記述する。この構造体は、IDDVideoPortContainer::GetVideoPortConnectInfo メソッドと共に使用する。
typedef struct _DDVIDEOPORTCONNECT{
DWORD dwSize;
DWORD dwPortWidth;
GUID guidTypeID;
DWORD dwFlags;
ULONG_PTR dwReserved1;
} DDVIDEOPORTCONNECT,*LPDDVIDEOPORTCONNECT;
メンバ
- dwSize
- バイト単位の構造体のサイズ。このメンバは、構造体を使用する前に初期化しなくてはならない。
- dwPortWidth
- ビデオポートの幅。この値は、メモリのサーフェスの幅ではなく、ビデオ ポートの物理ピンの数を表す。このメンバは、guidTypeID の値がある定まったサイズを取る場合でも、常に設定しなくてはならない。
- guidTypeID
- ビデオ ポートの同期特性を記述する GUID。次のポート タイプがあらかじめ定義されている。
- DDVPTYPE_E_HREFH_VREFH
- HREF がアクティブ ハイで、VREF がアクティブ ハイである場所の外部同期。
- DDVPTYPE_E_HREFH_VREFL
- HREF がアクティブ ハイで、VREF がアクティブ ローである場所の外部同期。
- DDVPTYPE_E_HREFL_VREFH
- HREF がアクティブ ローで、VREF がアクティブ ハイである場所の外部同期。
- DDVPTYPE_E_HREFL_VREFL
- HREF がアクティブ ローで、VREF がアクティブ ローである場所の外部同期。
- DDVPTYPE_CCIR656
- CCIR656 仕様に従って、データ ストリームに同期情報を組み込む。
- DDVPTYPE_BROOKTREE
- Brooktree 定義を使って、データ ストリームに同期情報を組み込む。
- DDVPTYPE_PHILIPS
- Philips 定義を使って、データ ストリームに同期情報を組み込む。
- dwFlags
- ビデオポート コネクションの能力を記述するフラグ。このメンバは、コネクション情報を取得するときに DirectDraw により、またはコネクション情報を設定するときにクライアントにより設定できる。このメンバは、次のフラグの組み合わせとなる。
- DDVPCONNECT_DOUBLECLOCK
- ビデオ ポートはダブルクロッキング データをサポートするか、データをダブルクロックする必要がある。このフラグは、外部同期だけに有効である。
- DDVPCONNECT_VACT
- ビデオ ポートは外部 VACT 信号の使用をサポートするか、外部 VACT 信号を使用する必要がある。このフラグは、外部同期だけに有効である。
- DDVPCONNECT_INVERTPOLARITY
- ビデオ ポートはフィールド極性を反転する能力を持つか、フィールド極性を反転する。
ビデオ ポートがフィールド極性を反転させる場合、偶数フィールドを奇数フィールドとして処理し、逆の場合も同様である。
- DDVPCONNECT_DISCARDSVREFDATA
- ビデオ ポートは VREF の間に書き込まれたデータを破棄し、データがフレーム バッファに書き込まれないようにする。このフラグは読み込み専用である。
- DDVPCONNECT_HALFLINE
- ビデオ ポートはフレーム バッファにハーフ ラインを書き込む。これにより、場合によってはデータが正しく表示されないことがある。このフラグは読み込み専用である。
- DDVPCONNECT_INTERLACED
- 信号がインターレイスされる。このフラグは、ビデオ ポート オブジェクトを作成する場合にクライアントだけが使用する。
- DDVPCONNECT_SHAREEVEN
- 物理ビデオ ポートは共有可能で、このビデオポート オブジェクトは偶数フィールドを使用する。このフラグは、ビデオポート オブジェクトを作成する際にクライアントでのみ使用する。
- DDVPCONNECT_SHAREODD
- 物理ビデオ ポートは共有可能で、このビデオ ポート オブジェクトは奇数フィールドを使用する。このフラグは、ビデオポート オブジェクトを作成する際にクライアントでのみ使用する。
- dwReserved1
- 今後のために確保されている。0 を設定する。
注意
この構造体は、独立して DDVIDEOPORTDESC 構造体のメンバとして使用する。
Windows NT/2000 :Windows 2000 が必要。
Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
ヘッダー : dvp.h で宣言。