Platform SDK: DirectX

DPMSG_SENDCOMPLETE

DPMSG_SENDCOMPLETE 構造体は、アプリケーションに非同期送信の完了ステータスを知らせるために受信キューに送信される。デフォルトでは、非同期メッセージが IDirectPlay4::SendEx の DPSEND_ASYNC フラグを使用して送信されると、このメッセージが生成される。

typedef struct{
    DWORD    dwType;
    DPID     idFrom;
    DPID     idTo;
    DWORD    dwFlags;
    DWORD    dwPriority;
    DWORD    dwTimeout;
    LPVOID   lpContext;
    DWORD    dwMsgID;
    HRESULT  hr;
    DWORD    dwSendTime;
} DPMSG_SENDCOMPLETE, FAR *LPDPMSG_SENDCOMPLETE;
dwType
メッセージを識別する値。このメンバは、DPSYS_SENDCOMPLETE である。
idFrom
メッセージを送信するプレーヤーの DPID。
idTo
メッセージの送信先プレーヤーの DPID。
dwFlags
メッセージが送信されたときに SendEx で指定されたフラグ。
dwPriority
メッセージ送信時の優先順位。
dwTimeout
メッセージ送信時に指定されたタイムアウト (SendEx で指定)。0 は、デフォルトのタイムアウトを示す。
lpContext
アプリケーションにより SendEx に渡される lpContext パラメータ。
dwMsgID
DirectPlay により SendEx からアプリケーションに返される dwMsgID
hr
非同期メッセージの HRESULT。次の値のいずれかとなる。
DP_OK
メッセージは正常に送信された。
DPERR_ABORTED
メッセージは、転送時に取り消された。
DPERR_CANCELLED
メッセージは、まだ送信キューにあるときに取り消された。
DPERR_GENERIC
メッセージは送信できなかった。
DPERR_TIMEOUT
メッセージは時間切れとなり、送信キューから削除された。
dwSendTime
アプリケーションがメッセージを (SendEx を呼び出すことにより) 送信してから、DirectPlay がメッセージを送信できるまでの経過時間 (ミリ秒単位)。これには、送信キューでの経過時間や、サービス プロバイダにメッセージを渡すための時間も含まれる。保証付きメッセージの場合は、メッセージ配信の肯定応答を返すための時間も含まれる。

必要条件

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : dplay.h で宣言。

参照

IDirectPlay4::SendEx