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フラット シェーディング モードの場合、次のピラミッドは隣接する面の間に鋭いエッジがあるように表示される。しかし、グーロー シェーディング モードでは、シェーディング値がエッジ全体に補間され、最終的にサーフェスは曲面のようになる。
グーロー シェーディング モードでは、フラット シェーディング モードの場合よりも、平坦なサーフェスでもよりリアル見える。フラット シェーディング モードの場合、サーフェスの色は一様であるが、グーロー シェーディング モードでは面全体でライティングを適切に弱めることができる。このエフェクトは、近くに点光源がある場合に特にはっきりする。
グーロー シェーディングは、フラット シェーディングで現れるポリゴン間の鋭いエッジを滑らかにする。ただし、グーロー シェーディングでは、マッハ バンドが生じる。マッハ バンドとは、隣接するポリゴンで色や光がスムーズにブレンドされていない帯を指す。オブジェクトのポリゴンの数を増やしたり、スクリーン解像度を高めたり、アプリケーションの色深度を上げることで、アプリケーション側でマッハ バンドを減らすことができる。
グーロー シェーディングでは、小さな部分でミスが生じることがある。次の図に例を示す。ここでは、スポット ライトが 1 枚のポリゴンの表面にだけ当てられている。
この場合、グーロー シェーディングが頂点間を補間することからスポット ライトがすべて失われ、まるでスポット ライトが存在しないかのように面がレンダリングされている。