Platform SDK: DirectX |
DirectX SDK インストール プログラムは、DirectX ダイナミックリンク ライブラリ (DLL) のデバッグ ビルドまたはリテール ビルドのいずれかのインストール オプションを提供する。
Visual Basic で開発している場合は、アプリケーションの実行がさらに遅くなる恐れがあるため、DLL のデバッグ バージョンをインストールする利点はない。
C++ でソフトウェアを開発している場合は、DLL のデバッグ バージョンをインストールするとよい。DLL のデバッグ バージョンには内部データ構造を検証する追加コードがあり、プログラムの実行中に (Microsoft® Win32® OutputDebugString 関数を使って) デバッグのエラー メッセージを出力する。エラーが発生すると、問題の詳細がデバッグ出力される。DLL のデバッグ バージョンはリテール バージョンよりも動作が遅いが、アプリケーションのデバッグにはリテール バージョンよりも役立つ。アプリケーションを出荷する場合は、リテール バージョンを出荷すること。
デバッグ メッセージを確認するには、ウィンドウ内やリモート コンピュータにデバッグ出力が表示されるよう、システムの構成を設定する。Visual C++ などの開発環境だと、この設定が可能である。設定の詳細は環境についてのドキュメントを確認すること。