Platform SDK: DirectX

IDirectDrawVideoPort::Flip

IDirectDrawVideoPort::Flip メソッドは、新しいサーフェスにビデオの次のフレームを記述するよう DirectDrawVideoPort オブジェクトに指示する。

HRESULT Flip(
  LPDIRECTDRAWSURFACE lpDDSurface,  
  DWORD dwFlags                     
);

パラメータ

lpDDSurface
ビデオの次のフレームを受け取るサーフェスの IDirectDrawSurface インターフェイスのアドレス。このパラメータに NULL を設定すると、サーフェスがアタッチされた順にフリッピング チェーンのサーフェスから循環する。
dwFlags
フリップ オプション フラグ。以下のフラグのうち、いずれかの値を取る。
DDVPFLIP_VIDEO
指定したサーフェスは通常のビデオ データを受け取る。
DDVPFLIP_VBI
指定したサーフェスが垂直帰線消去間隔内のデータだけを受け取る。

戻り値

成功すれば、DD_OK を返す。

失敗すれば、以下のエラー値のいずれかを返す。

DDERR_INVALIDOBJECT
DDERR_INVALIDPARAMS

注意

このメソッドは、テアリングを防ぐために使用できる。IDirectDrawVideoPort::Flip への呼び出しは非同期である。フリップ処理は、ビデオ信号の垂直帰線消去と常に同期される。

動作環境

  Windows NT/2000 :Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : dvp.h で宣言。
  インポート ライブラリ : ddraw.lib を使用。